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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

パワフルでスケーラブルなインメモリ分析に特化したSAS High-Performance Analytics専用アプライアンス「Teradata Model 720」を販売開始

日本テラデータ

日本テラデータは、Teradataデータウェアハウス(DWH)と連携して利用するSAS High-Performance Analytics専用アプライアンス・サーバ「Teradata Appliance for SAS High-Performance Analytics, Model 720(以下、Teradata Model 720)」の販売・出荷を開始した。


Teradata Model 720は、SAS Institute Japan(以下、SAS)が販売するインメモリ機能を採用した予測モデル開発用ソフトウェア「SAS High-Performance Analytics Server」およびデータ探索・視覚化ソフトウェア「SAS Visual Analytics」を搭載する専用アプアライアンス・サーバだ。Teradata DWHとSASのインメモリ分析機能の連携により、ビジネスにおける迅速な意思決定に応えるための分析ライフサイクルの高速化と高度な分析環境を実現する。

Teradata Model 720は、従来SAS分析システムを運用する上で課題であった他システムからの分析対象データの取得や、他システムとの重複する分析プロセス実行といった非効率な作業を排除し、SASインメモリ分析機能が直接Teradata上に一元化して保管されたデータにアクセスする。これにより、大幅な作業効率の向上と迅速な予測モデルの作成、実行、そして評価が行えるようになり、ビジネスの効率アップに大きく貢献する。

Teradata Model 720は、クラスタ化されたサーバに最新のインテルXeon E5プロセッサを採用し、高速なパフォーマンスを実現している。ネットワークインフラストラクチャにはエンタープライズクラスのMellanox InfiniBandを採用し、Teradata DWH上の分析対象データの取得は、従来のODBC接続と比べ50~250倍の速度でアクセス可能な接続ソフトウェアの「Teradata BYNET*1」の最新バージョン5(BYNET 5)を利用して実行する。また、システム導入後、新たに生じる分析のニーズによって分析能力を拡張することが可能なスケーラビリティを備えている。


日本テラデータが提唱するデータ分析の枠組みである「Teradata Unified Data Architecture*2(以下、Teradata UDA)」の構成要素の一つであるTeradata DWHを介して、そのアーキテクチャに接続するビッグデータ分析プラットフォームのTeradata Aster、オープンソースのApache Hadoopに蓄積されたデータをTeradata Model 720で分析することが可能になる。またTeradata Model 720は、集中型監視システム Teradata Viewpointに対応するため、Teradata UDA上で接続されるほかのTeradataプラットフォームを含めた全社データ分析システムの一つとして管理が可能だ。


Teradata Model 720の価格は、最小構成のハードウェア、ソフトウェアで2,390万円(税別)から。データの一元化を指向し、顧客行動データに基づいた購買予測、貸倒損失削減のためのリスク予測など、より多くのデータを利用し高速に予測モデルの開発やデータ探索を行う企業を中心に導入を見込んでおり、日本テラデータとSASが共同でお客様への提案、販売活動を行う。


*1 Teradata BYNETは、何千という超並列処理(MPP)システムにおいて実証済みの接続通信ソフトウェア。BYNETでの接続通信はクエリ実行中のデータのソート機能、ユニークなポイントツーポイント機能、ブロードキャスト通信機能などがあり、Teradataならではの差別化技術。

*2 Teradata UDAは、統合DWHのTeradata、ビッグデータ分析プラットフォームのTeradata Aster、オープンソースのApache Hadoopの3つのデータ・プラットフォームを相補的に活用するために、プラットフォームへの透過的なアクセスやプラットフォーム間での自在なデータ移動、さらには各プラットフォームの一元的な管理を実現するアーキテクチャ。

お問い合わせ先

●日本テラデータ
 TEL:03-6759-6151

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