NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

サーバとネットワーク運用の自動化をSDNで実現

~SDN対応の仮想スイッチをMicrosoft社のSystem Centerから管理可能~

NEC

NECは、仮想サーバ環境とSDN(Software-Defined Networking)対応の仮想ネットワーク環境を一括管理できるWindows Server 2012 R2対応の「IaaS運用自動化ソリューション」の発売を開始した。本ソリューションの提供にあたり、Microsoft社のIT環境管理プラットフォーム「System Center」とNECのSDNコントローラ「UNIVERGE PF6800」を連携させるインタフェースを両社で共同開発した。仮想スイッチ拡張ソフト「UNIVERGE PF1000」と組み合わせることにより、仮想サーバ環境に加え、SDN対応の仮想ネットワーク環境も含めた仮想基盤全体の一元管理や運用の自動化を実現し、①運用コストの低減、②ネットワーク構築時間の短縮など、運用管理作業の大幅な効率化を可能にした。


サーバの仮想化技術の高度化に伴い、企業内データセンターやプライベートクラウド環境では利用部門の要求に応じて短時間で容易にサーバリソースを払い出す、サービス型のICT利活用が拡大している。これに伴いネットワークリソースも含めた仮想化共通基盤全体を効率的に運用したいというニーズが強まっている。しかし、従来の運用では、ネットワークの変更に伴う煩雑な設定作業には高度な専門スキルが必要で、サーバとネットワークで管理部門が異なる場合には、部門間の調整が必要となりリソースを迅速に払い出せないという課題が残っていた。今回、NECが実現したソリューションは、サーバ管理者が使い慣れた管理ツールを使い、ネットワーク環境まで一元管理することで、設定変更等の日々の運用管理工数を最大75%削減するとともに、リソースの払い出しプロセスを最大85%短縮可能で、仮想化共通基盤全体の運用管理を効率化したいユーザーのニーズに応えるものだ。特長として、次のようなことがあげられる。

仮想サーバや仮想スイッチの統合管理により運用工数を最大75%削減:System Centerから、仮想サーバ環境と仮想ネットワーク環境を一元管理できるようになり、これまでの仮想サーバの生成やVLAN設定等の制御に加えて、仮想スイッチの初期設定や一括変更、仮想ネットワークの生成・変更・削除等を実施できる。これにより運用工数を最大75%削減可能になった。

払い出し自動化で、利用申込みから提供までの時間を最大85%削減:仮想サーバと仮想ネットワークの両方の払い出しプロセスを自動化可能に。これにより、利用部門の申込み受付から、提供までの時間を最大85%削減できる。また、新規に物理サーバを追加した場合でも、UNIVERGE PF1000の追加と管理がSystem Centerから自動的に行えるようになった。

 

なお、既にNECのUNIVERGE PF6800を導入しているユーザーは、「PFCライセンス発行Webシステム」にてUNIVERGE PF1000とインタフェース(VSEMプロバイダ)を無償でダウンロードできる。


 

SDNは、NECが注力する社会ソリューション事業の中核領域の1つだ。NEC独自の技術・製品・サービスやパートナーの製品等を組み合わせた「NEC SDN Solutions」を軸として、企業・官公庁・通信事業者・データセンター事業者向けにソリューション提案を行い、ビジネスや暮らし、社会に貢献するICTシステムの実現を目指している。NECは、企業ネットワークシステムのSDN化を加速させることで、ビジネスや暮らし、社会に貢献するシステムを支えていく考えだ。

お問い合わせ先

●NEC SDN戦略本部
 E-mail:inquiry@sdn.jp.nec.com

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