NTTコミュニケーションズは、“DX Enabler™”としてお客さまのデジタルトランスフォーメーションを支えることを事業戦略として掲げている。その上で重要な役割を果たすプラットフォーム「Smart Data Platform(以下、SDPF)」の提供を2019 年9 月末に開始した。SDPFの開発を担うネットワークサービス部、クラウドサービス部のトップを兼務する佐々倉秀一取締役にお話を伺った。
NTT コミュニケーションズ株式会社 取締役 ネットワークサービス部長 兼 クラウドサービス部長 佐々倉 秀一氏
NTTコミュニケーションズがお客さまのデジタルトランスフォーメーション支援を目的に提供するプラットフォーム“Smart Data Platform”。その中核を成すサービスの1 つが“Flexible InterConnect”だ。本稿では複数のクラウドサービスやデータセンターなどさまざまなICTリソース間を相互接続し、データ利活用を促進するFlexible InterConnectについて紹介する。
NTT コミュニケーションズはオンデマンドでICTリソース間をセキュアに相互接続するFlexible InterConnectを開発するにあたり、共通/個別機能を明確に分離し、それらをAPIで連携する設計を徹底した。本稿ではクラウドサービスライクな使いやすさにもこだわったFlexible InterConnectを支える設計思想や技術について紹介する。
オブジェクトストレージサービスは大容量データの蓄積に適している。しかしクラウドサービス間のデータ転送料に困る企業も少なくない。NTTコミュニケーションズはデータ転送料が無料のクラウド型オブジェクトストレージサービスによりこの問題を解決し、お客さまのデータ利活用を支援する。
2017年5月に施行された改正個人情報保護法により、個人情報を匿名加工情報に加工すれば本人の同意がなくても顧客などから収集したデータを利用できるようになった。NTTコミュニケーションズはこの匿名加工を簡単かつなるべく分析に役立つ形で行うことが可能なクラウド型匿名加工サービスを提供している。
クラウドサービスの利用が増えるとデータがさまざまなプラットフォームに分散し、統合的なデータ管理や利活用が難しくなる。NTTコミュニケーションズは“Smart Data Platform”と米Informatica社の“Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)”を組み合わせ、この問題に対応する。
NTTコミュニケーションズはNTTデータのデータマネジメント基盤“iQuattro®”を自社の高信頼クラウド“Enterprise Cloud”やIoT基盤“Things Cloud”と組み合わせ、“Smart Data Platform”のデータマネジメント機能として提供することにより、企業のデータ利活用を支援する。
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