NTT未来ねっと研究所(未来研)では、世界最先端の光通信技術、ワイヤレス技術、およびネットワーキング技術を活用し、新しいNTT サービスの創出に貢献している。IOWN 構想の実現に向けた研究開発の最先端について、吉野修一所長にお話を伺った。
NTT 未来ねっと研究所 所長吉野 修一氏
NTT未来ねっと研究所(未来研)のメディアイノベーション研究部(MI部)では、機械学習を融合した有為な情報を抽出する情報処理モデルにより、通信品質予測技術を研究している。本技術の状況について、スパースモデリング技術によるネットワーク(NW)トラフィック変動の予測と光通信状態推定、カメラ映像と位置情報を用いた無線通信予測への応用例を紹介する。
NTT未来ねっと研究所(未来研)のワイヤレスシステムイノベーション研究部(WS部)では、海中での高速無線通信を可能とする海中音響通信技術を研究している。海中音響通信の高速化において課題となる遅延波を除去し、波形歪みを補償可能な時空間等化技術を開発したので、本技術を中心に研究開発の取組みを紹介する。
NTT未来ねっと研究所(未来研)では、先端集積デバイス研究所(先デ研)と連携して、光ファイバ伝送路における信号対雑音比の劣化を最小限に抑え、1Tbps 級光信号の長距離伝送を目指す光パラメトリック増幅中継技術を研究開発している。本技術は、従来の光ファイバ増幅器を上回る広帯域な性能を有する。本報告では、この光パラメトリック増幅技術の紹介を行う。
※記載の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
Copyright © BUSINESS COMMUNICATION. All rights reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。