ホーム > 2020年8月号

1 インタビュー

「あなたを・もっと・知りたくて」
~ AI で人に迫り脳科学で人を究める~

NTTコミュニケーション科学基礎研究所(以下、CS研)では、ICT社会に変革をもたらすコミュニケーション科学にかかわる基礎研究を推進している。「人に迫る」、「人を究める」、「人に寄り添う」に挑戦し続けることで革新技術を創出し、「こころまで伝わる」 Heart Touching なコミュニケーションの実現をミッションとするCS研の山田武士所長にお話を伺った。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 所長山田 武士

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2 情動伝染の計測

情動はどのように人から人へ伝わるのか
~ 実験室環境と日常生活における情動伝染の計測 ~

NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部の感覚共鳴研究グループでは、対人インタラクションによって私たちの情動がどのように変化するのかを生体反応計測と主観報告を組み合わせて研究している。自律神経系の生体反応を計測する実験により、インタラクションによって情動が変化するメカニズムを調べている。また、日常環境において継続的に情動を記録するための新たな方法を考案し、実際のチーム活動におけるメンバーの情動の変化を計測するプロジェクトをスタートしている。

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3 混雑ゲームの均衡計算技術

混雑ゲームの均衡状態を求める新技術を開発
〜ネットワーク状況を簡単にシミュレーション可能に〜

NTTコミュニケーション科学基礎研究所協創情報研究部の言語知能研究グループでは、道路や通信ネットワークの混雑状況を予測する技術として、混雑ゲームの均衡状態を求める新しいアルゴリズムの開発に取り組んでいる。これまで、経路の数が膨大すぎて全ての経路について確率の計算をすることは実用上困難であったが、ゼロサプレス型二分決定グラフ(ZDD)と呼ばれるデータ構造を用いて圧縮して表現することで計算を高速化し、この課題を解決した。

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4 なりきりAI「京町セイカ」

精華町の広報キャラをAI化したなりきりAI「京町セイカ」を役場の業務に生かす

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 協創情報研究部のインタラクション対話研究グループでは、個性を持った対話AI の実現に向けた研究を行っている。本稿では、京都府精華町の広報キャラクター「京町セイカ」をAI化し、雑談のみならず情報提供や観光案内、窓口対応などの役場業務に役立てる取り組みについて紹介する。

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お問い合わせ先

NTTコミュニケーション科学基礎研究所
EMail:cs-liaison-ml@hco.ntt.co.jp

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