NTTコミュニケーションズ インフラデザイン部は2020年4月の組織再編で設立されたプラットフォームサービス本部に属する組織の1つであり、同社のICT サービスを支える各種インフラの構築や運用保守を担っている。前身のサービス基盤部から組織長を務める渡邊守取締役にお話を伺った。
NTTコミュニケーションズ株式会社 取締役 プラットフォームサービス本部 インフラデザイン部長渡邊 守氏
NTTコミュニケーションズは2019年12月、東京-大阪間に世界最高水準となる400Gbpsバックボーンネットワークを構築したことを発表した。1Tbpsの時代も見据えた低損失の光ファイバーケーブルと最先端の高度デジタルコヒーレント光伝送装置(400G-OXC)を採用しているほか、経済性や信頼性の面でも優れた特長を備えている。
NTTコミュニケーションズはビジネス環境などさまざまな要素を踏まえ、通信ビルや光ファイバーを含むICT基盤をどのように整備すべきかを示すグランドデザインを策定している。この業務を担うのがインフラデザイン部に設置されているグランドデザイン部門だ。
NTTコミュニケーションズは全国にICTインフラを保有している。昨今の激甚化する自然災害への対策はサービスを安定的にお客さまへ提供するためにとても重要であり、力を入れて取り組んでいる。本稿では、災害発生時も安定的にサービスを提供するための取り組み及び、影響を受けた場合に影響を最小限に抑えるための取り組みについていくつか紹介する。
NTT コミュニケーションズ インフラデザイン部は「競争力強化に向けた次世代基盤の実現」を目指し、インフラ整備や保守・運用業務のプロセス改善に取り組んでいる。4月に実施された組織再編のコンセプトである「3S(Simple・Smart・Speedy)+S(Secure)」を強く意識したさまざまな取り組みのうちいくつかを紹介する。
NTT コミュニケーションズ インフラデザイン部の重点施策の1 つ“Resource Management”は、人材育成や各種設備などのリソースを有効活用するための施策だ。育成方針とさまざまな取り組みから一部を本稿で紹介する。
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