NTTデータグループの社内情報システムの開発や運用を担当しているITマネジメント室は、既存システムの安定運用をベースとしつつ、グローバルで質の伴った成長を目指した新しい取り組みにも積極的にチャレンジしている。ここでは、大規模システムトラブル発生を想定した情報共有体制の確立と速やかなサービス復旧訓練、マルチテナント型クラウドシステム、グローバルレベルのIT最適化やガバナンス強化の情報集約の取り組みを紹介する。
今日の企業では、継続的成長の実現に向け、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)による、ビジネスの変革や新たなお客様の開拓が求められる。そのインパクトは、単なる業務改善にとどまらない。DX は企業の戦略達成の手段であるため、その効果が満足できる様に、DXそのものの品質の追及と保証活動が求められる。現在、NTTデータ品質保証部では、お客様のDXをより良いものとするためのナレッジの収集と体系化、それに基づく品質保証モデル構築に取り組んでいる。
NTTデータグループがソフトウェア開発委託やソフトウェア・ハードウェアの購入に費やす金額は莫大であり、調達コストの低減は重要な課題となっている。NTTデータ購買部では、NTT Global Sourcing(以下NTT GS)が締結した包括契約の積極的な活用や、これまで蓄積した購買データの分析により導き出した最適な価格での調達をNTTデータグループ全体に推進している。
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