ホーム > 2021年11月号

1 インタビュー

未来に伝えたいICT技術
~東京2020オリンピック・パラリンピック~

NTTは7月23日(金)に開始された東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドスポンサーである。NTTとしてはこれをポジティブな好機ととらえて、運営事務局と一体となり、超高臨場感通信技術Kirari!を中心としたICT技術のサポートを実施した。NTT人間情報研究所の所長である木下真吾氏に2020東京オリンピック・パラリンピックの取り組みについて、お話を伺った。

NTT人間情報研究所 所長木下 真吾

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2 セーリング観戦

潮の流れを読み、刻々と変わる風をつかみながらゴールをめざすセーリング

セーリング競技は陸から数km離れた沖で競技が行われるため、従来、観客は双眼鏡を使って観戦していた。東京2020オリンピック・パラリンピック大会のセーリング競技において、5G(第5 世代移動通信システム)と超高臨場感通信技術Kirari!を用いて、江の島会場内の超ワイド画面に競技映像を映して、選手や大会関係者に提供するとともに、同じ映像を東京ビッグサイトにも伝送し、メディア関係者にも現場の臨場感を届けた。

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3 バドミントン観戦

距離を超越する、圧倒的な臨場感によるバドミントン観戦

バドミントン競技は、7月30日から8月2日にかけて実施された。NTTは、東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドスポンサーとして、ポジティブな良い機会ととらえて、運営事務局と一体となり、超高臨場感通信技術Kirari!を中心としたICT 技術のサポートを実施した。競技会場である武蔵野の森総合スポーツプラザから日本科学未来館まで、バドミントン競技をリアルタイムで伝送してホログラフィック技術により表示した。

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4 マラソン競技観戦

遠隔地からの応援を遅延なく競技場へ届ける
リアルタイムリモート応援プロジェクト

NTTは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2021年8月7日・8日に札幌で行われたマラソン競技にて実施した、東京の人々の応援を札幌のマラソン選手へリアルタイムに届ける「東京2020 リアルタイムリモート応援プロジェクト」に「超低遅延通信技術」を提供した。

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5 運営支援面

バリアフリーアプリ、CUzo、暑さ対策、高効率Wi-Fi

運営支援面の技術として、バリアフリーアプリ・機能分散通信技術:CUzo・暑さ対策ウェア・高効率Wi-Fiなどを紹介する。具体的には、バリアフリーアプリであるMaPieceを使った技術、CUzoによる大会運営スタッフ支援や会場インフォメーション案内、作業員の暑さ対策ウェアや高効率Wi-Fi技術などである。

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6 聖火リレー

Kirari!トラック&ステージ、グランドボット、変身歌舞伎、スポンサーストップ

聖火リレー系の技術を紹介する。超高臨場感通信技術であるKirari!を使って、聖火リレーが全国各地で行われており、到着のお祝いをするセレモニーを開催した。従来は、ステージの設営に約1日かかっていたが、聖火リレーは毎日場所を変えて行うのでトラック1台にパッケージ化し、設営作業の時間を短縮した。

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お問い合わせ先

日本電信電話株式会社 人間情報研究所 企画部 広報担当
Mail:randd-ml@hco.ntt.co.jp

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