宇宙の源である核融合エネルギーの地上での実現に向けた研究が世界中で加速している。核融合技術によるフュージョンエナジーは、圧倒的にクリーンかつ安全で、しかも化石燃料に頼らない無尽蔵なエネルギー源だ。NTT宇宙環境エネルギー研究所(以下、SE 研)は、国内外の研究機関等と連携し、フュージョンエナジーの実現に挑戦している。取り組みの状況を前田裕二所長にうかがった。
NTT宇宙環境エネルギー研究所 所長前田 裕二氏
先ごろ公表されたエネルギー基本計画の素案では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けたエネルギー政策の道筋が示されるなか、フュージョン(核融合)エナジーについては、実現に向けて研究を推進していくことが示された。本稿では、核融合反応の原理や、地球で核融合反応を連続的に起こすための仕組みや工夫、各種方式や発電について解説する。
フュージョンエナジ—は、究極のエネルギー源として1970年代から盛んに研究開発が進められている。ここでは、国際熱核融合実験炉(ITER)計画といった国際的な大型プロジェクトからスタートアップ企業における最新の研究開発状況について、その取り組みを紹介する。
NTT 宇宙環境エネルギー研究所では、環境負荷ゼロの実現に向け、核融合発電(フュージョンエナジー)や宇宙太陽光発電など次世代エネルギー技術の創出に取り組んでいる。本稿では、圧倒的にクリーンでありかつ無尽蔵なエネルギーであるフュージョンエナジーの実現に向けた取り組みを紹介する。
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