ホーム > 2022年1月号

1 活動方針

将来を見据え事業を支える技術開発本部のR&D
─グローバルで新たな強み作りへ

技術開発本部では、NTT DATA Technology Foresightによる将来技術探索をベースに、今後の強み作りで技術インキュベーションを担う 「シーズR&D」 と、目前の事業ニーズに応えて事業インキュベーションを担う 「ニーズR&D」 の両面から、事業での技術活用に貢献する活動を実施している。今年度は、NTT研究所のIOWN成果を活用したR&DやAIガバナンス活動を中心に推進すると共に、事業への各技術提供・コンサル・デリバリ・PoCを総合的に実施している。

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2 人流分析・セキュア分析

デジタルツインの実現に向けた「人流分析技術」と「セキュア分析技術」の取り組み紹介

NTTデータはより豊かな社会の実現に向けてデータ駆動型のソサエティDXを目指す。技術開発本部では社会全体をデジタル化し、未来予測し、現実社会にフィードバック可能とする社会デジタルツインのR&D を推進している。本稿ではその中でも都市最適化において重要な要素である「人流分析技術」と「セキュア分析技術」の取り組みを紹介する。

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3 STMGP法

最先端のゲノム解析を病気の予防に役立てる東北大学との「STMGP法」共同研究を通じて

NTT データ技術革新統括本部技術開発本部ヘルスケアAI センタでは、ゲノムデータ分析技術の研究開発に取り組んでいる。最近の成果の1 つである、東北大学とのSTMGP法[1,2] の共同研究の様相を概説するとともに、研究を通じて得た知見をどのように活用し、社会に還元するのか目論見を述べる。

[1] Ueki M & Tamiya G : Genet Epidemiol, 40: 233-243, 2016.
[2] Takahashi Y, et al.: Transl Psychiatry, 10 :294, 2020.

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4 マルチモーダルAI

総合俯瞰、総合判断が求められる業務を支援する「マルチモーダルAI」の実現

システムオペレーションの合間にある多様な情報から総合的な俯瞰と判断を行う業務は、AIの適用が難しい状況が続いている。このような人間の感覚に近い判断を扱えるよう、インプット情報形態の種類を増やすことで業務のAI化を目指す新たなアプローチである、「マルチモーダルAI」のNTTデータの取り組みを紹介する。

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5 ドメイン特化BERT構築フレームワーク

自然言語処理のビジネス適用を加速させる「ドメイン特化BERT構築フレームワーク」

自然言語処理に革新をもたらしたBERTだが、専門用語や業界特有の言い回しに対する解析能力が十分でないことが実ビジネスへの適用を妨げる一つの要因となっている。この問題を解決するためNTTデータでは、業界特有の表現を自動的に追加学習する「ドメイン特化BERT構築フレームワーク」を開発した。

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6 量子コンピューティング

「量子コンピュータ/次世代アーキテクチャ・ラボ」サービスの紹介

近年、商用利用可能な量子コンピュータが数多く登場し、その圧倒的な計算力をビジネスに活用しようとする企業が増加している。一方で、発展途上にあるこの技術を扱う際には、注意すべき点がいくつか存在する。本稿では、NTTデータの量子コンピュータ検証支援サービスを紹介するとともに、ビジネス適用を検討する際の注意点を解説する。

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7 AIガバナンス

信頼できるAIシステムの提供に必要な「AIガバナンス」

AIの活用が拡大するにつれ、AIに起因するトラブル事例が発生し、AIの倫理面や法律面での課題が明らかになってきた。欧州ではAIの使用を制限する法律の議論が進み始めている。今後AIの信頼性に配慮したシステムの提供や運用が求められることになることを見据え、NTTデータはAIガバナンスの仕組みと技術整備を進めている。

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お問い合わせ先

株式会社NTTデータ 技術革新統括本部 技術開発本部
Mail:rdhkouhou@kits.nttdata.co.jp
URL:https://www.nttdata.com/jp/ja/services/ai/technology/
TEL:050-5546-2308

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