NTTソフトウェアイノベーションセンタ(以下、SIC)はNTTグループにおける研究部門において「研究所」ではなく「センタ」と名付けられている組織の1つであり、商用化の段階に近い技術開発を担っている。「データ中心社会」の到来を見据えた同センタのソフトウェア基盤技術開発について、センタ長、企画部長のお2人に伺った。
スマートシティーなどで膨大なカメラを設置し、そのデータを解析する取り組みが増えると予想されている。カメラの台数も解像度も増え続ける一方であり、膨大なデータの解析に伴う消費エネルギーをいかに抑えるかが重要な課題となっている。本稿ではこの課題解決に向けたSICの取り組みを紹介する。
企業や組織を横断してデータを利活用し、新たな価値の創出や社会課題解決に役立てる取り組みが登場し始めている。しかしそのような取り組みを社会全体に広めるには、データの取得や取り扱いなど、まだ課題が多い。SICは、そうした課題を解決し「データ駆動型社会」の実現に貢献しようとしている。
SICはOSS(オープソースソフトウェア)を活用するだけでなく、多くのメンバーが各種OSSコミュニティに貢献している。そのなかでも各コミュニティに大きく貢献している4名のメンバーに、OSS コミュニティ活動がどのようなものか、どのようなやりがいを感じているかなど、さまざまなことを伺った。
カーボンニュートラル実現に向け具体的に取り組むことがビジネスにも重要な要素となった。多くの企業がさまざまな取り組みを進めており、ソフトウェア開発・運用の領域でもより具体的な対策を進める必要性が高まっている。そこでSICは、本領域を対象とするCO2排出量削減の取り組みを支援する研究開発に取り組んでいる。
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