NTT人間情報研究所（以下、人間研）は「時空間データ」の格納、検索を高速に行うための技術“Axispot®”の研究開発に取り組んできた。本稿では成果提供の例として、NTTドコモが提供する位置情報を活用した“ジオフェンシング・プラットフォーム”にAxispot®を適用した事例を紹介する。
音声から発話者の年齢を推定する話者年齢推定技術は、コンタクトセンタ等での本人認証の一要素としての実用化に期待されている。人間研ではＡＩ技術を活用して人間の音声から平均して±5歳の精度で年齢を推定する技術を確立した。後半では本技術の活用事例として、NTTコミュニケーションズ社のコンタクトセンタでの活用に向けた取り組みについてご紹介する。
人間研では、音声合成技術の研究開発を進めている。音声ガイダンス、CM作成やアバター広告などデジタルツインのDXが進む中、音声合成技術の研究開発やその適用について、井島特別研究員に現状の課題から将来の展開についてお聞きした。
AIによる言語理解はかなり高いレベルまで進んで来ている。本稿では、次世代の技術として人間研が確立を目指す、PDF文書やプレゼンテーションスライドのような言語情報に加えて視覚情報の含まれる文書を理解し、ユーザからの任意の情報要求に応答する「視覚的機械読解技術」について紹介する。
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