光、電波、音波などの多様な周波数帯、また光ファイバー、空間、空中などの多様な媒体を研究領域とし、先端技術の研究開発に取り組むNTT未来ねっと研究所(以下、未来研)。現在の主なミッションや研究テーマなどについて、所長の岩科滋氏に伺った。注力する研究領域などについて伺った。
NTT未来ねっと研究所 所長岩科 滋氏
IOWN構想の要素技術であるAPN(All Photonics Network)が実用化されると、高解像度の映像コンテンツもネットワークを通じて伝送しやすくなることが期待される。未来研はそうした未来を見据えた映像伝送技術の研究開発に取り組んでいる。本稿では非圧縮の8K映像を超低遅延で伝送するための研究開発について紹介する。
未来研は海中で大容量/高速な無線通信を行うための研究開発に取り組んでいる。本稿では音響通信により映像をリアルタイムに伝送し水中ドローンを遠隔制御することを目指した研究の概要と、最新の研究成果について紹介する。
ネットワーク(以下、NW)の遅延がオンラインのサービスやコミュニケーションに影響し、ユーザー体験(以下、UX)を低下させている例は少なくない。未来研は、NW遅延を極限まで削減することに加え、距離などの違いによって生じるNW 遅延を調整し、高速かつ安定した通信環境を提供するための技術を開発した。
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