発表から3年を経てIOWNは、いよいよサービス化へ動き出すフェーズにはいった。IOWNの構想を振り返るとともに、具体的なサービス化に向けた取り組みとその意義、最新の研究成果を紹介する。
本特集でも紹介する3つの総合研究所から開発機能を集約し、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向け2021年7月に設立されたのが、IOWN総合イノベーションセンタ(以下、IIC)である。本稿ではIOWN 構想の具現化に向け各種デバイス/ソフトウェア/システムの研究開発を担うIICの概要、および最近の取り組みなどを紹介する。
NTT独自のサイバー・フィジカル融合技術により、“ひと”をWell-beingにする8つの世界観の実現をめざしている。AI・ロボティクス、セキュリティ、Well-being、革新的コンピューティング等の研究領域を中心にIOWN を構成するデジタルツインコンピューティングを実現し、8つの世界観の価値創造の具体化に向けた研究開発を進めている。
情報ネットワーク総合研究所では、あらゆるものをつなぎ、地球とのつながりを持った情報ネットワーク社会基盤の発展を通して新たな価値の提供をめざし、研究開発を進めている。本稿では、取り組まれている研究開発の中で、最近の事例を紹介する。
先端技術総合研究所(先端総研)は、物事を深く理解し(知の蓄積)、型にはまらない発想力(知の活用)や外部機関等とのコラボレーション(知の協創)を通じて世界一・世界初の技術や驚きの創出を目指し、IOWN 構想のさらなる進化(IOWN Future)の礎となる基盤技術に取り組んでいる。本稿では、最近の代表的な研究成果について紹介する。
※記載の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
Copyright © BUSINESS COMMUNICATION. All rights reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。