NTTソフトウェアイノベーションセンタ(以下、SIC)が「研究所」ではなく「センタ」であるのは、NTT 研究所の中でも実用化を重視した研究開発を担っているからです。この組織名には、人が共創するために集まる・開けた場という想いもこめられています。IOWN 総合イノベーションセンタ(以下、IIC)傘下にある4 つのセンタの1 つでもある同センタの取り組みについて、センタ長、企画部長のお2 人に伺った。
NTTソフトウェアイノベーションセンタ センタ長小西 史和氏 / 企画部長田中 裕之氏
多くの企業がデータレイクを構築しデータ活用に取り組むようになった。企業の垣根と距離の壁を越えた多種・大量データの相互利活用により新たな価値を生み出すことへの期待も高いが、データ流通や管理に関して課題があり容易ではない。SICはそれら課題を解決する「仮想データレイク」の実現に向けた技術開発を進めている。
カメラやセンサーからのデータを分析し価値・サービスを提供するようなサイバーフィジカルシステム(以下、CPS)の活用が進んでいる。データ処理の負荷増加に伴う電力消費の増加が今後重要な問題になることが予想される。SICが研究開発に取り組む「ホワイトボックスサーバ技術」は、このような問題の解決策として期待される。
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現を目指すIOWN Global Forum(IOWN GF)では、End to Endで超低遅延/広帯域/高電力効率なネットワークとコンピューティング環境を実現するため、さまざまなアーキテクチャを検討している。本稿ではそのなかから “Data-Centric Infrastructure(DCI)”について紹介する。
開発・運用技術プロジェクトでは、ソフトウェアの開発から運用までライフサイクル全体を俯瞰したCO2排出量の可視化・削減に取り組み、環境負荷低減に寄与するソフトウェア開発技術の実現を目指しています。今回、ソフトウェア業界におけるCO2排出量の削減を推進する取り組みと、CO2削減効果の観点で開発自動化を図る取り組みについて紹介する。
クラウドネイティブ時代におけるビジネススピードの高速化に追従していくために、お客様からの要望を即時にフィードバックし、サービスを改善・発展させていくことが求められている。ビジネス環境に適したITシステムの効率的な構築・運用の実現に向け、ITシステムの動作基盤であるサービス基盤に関わる各種技術を構築・運用インテリジェンスとして蓄積・体系化し、NTTグループ各社に普及・展開する取り組みを実施している。
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