さまざまなモノがネットワーク(以下、NW)に接続されるようになった。NTT未来ねっと研究所(以下、未来研)は重要な社会基盤インフラとなったNW を支えるため、通信技術の飛躍的な性能向上と新たな利用領域の開拓に取り組んでいる。研究領域や最近の主な研究テーマなどについて、同研究所所長 赤羽和徳氏にお話を伺った。
NTT未来ねっと研究所 所長赤羽 和徳氏
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想のNWサービスとしてAPN(All Photonics Network) を本格的に普及させるには、光パスのプロビジョニングを効率化もしくは自動化することが望ましい。本稿ではそのために未来研が進めている研究や標準化の取り組みなどについて紹介する。
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想では大容量かつ高速なNWを支える技術として、光通信だけでなく無線通信も重要な役割を果たすことが想定されている。未来研はIOWNや6Gの時代を見据えた無線通信技術の研究開発を進めており、世界で初めて毎秒1テラビットを越える無線伝送に成功している。
未来研ではNTT先端集積デバイス研究所(先デ研)と共同で、増え続ける通信トラフィックを収容可能なNWの実現に資する研究に取り組んでいる。本稿では1波長あたりで世界最高速の光伝送実験に成功した実験について紹介する。
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