NTT先端集積デバイス研究所(以下、先デ研)は事業や社会に新たな展開や大きなインパクトを産むような競争力のあるデバイス技術の研究開発を推進している。世界一、世界初、そして驚きを創出する研究開発を通じ、豊かな未来への貢献を目指す同所の竹ノ内所長にお話を伺った。
NTT先端集積デバイス研究所 所長竹ノ内 弘和氏
先デ研において2023年8月に実施された組織変更に伴い設置されたサステナブルデバイス研究部(以下、サデ部)。本稿では同部がめざすサステナブルな社会への貢献を目的とする研究方針や、主な研究テーマなどについて紹介する。
先デ研は低環境負荷電池の電極材料である生物由来カーボンシートを活用し、皮膚表面から薬液の浸透を促進させるイオン導入パッチを開発した。本稿では、気軽にイオン導入を実現するイオンシートマスクを中心に、今後期待される医療分野への展開について紹介する。
電波は周波数が高くなるほど直進性が高まり、遮蔽物等を回り込みづらくなる。将来さらなる高周波数帯の利用が見込まれており無線サービスの提供に影響しかねない。本稿ではこの問題への対策として先デ研が取り組んでいる、柔軟に電波伝搬を制御する技術の研究について紹介する。
従来のコンピュータでは実現が難しいような超並列計算が可能になるとして注目されている量子コンピュータ。しかし実用化に向けてはまださまざまな課題がある。そうした課題を解消し一足飛びに実現できるのではと期待されているのが光量子コンピュータだ。本稿では先デ研による最近の研究成果を中心に紹介する。
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