NTTネットワークイノベーションセンタは、IOWN構想の具現化に向け、オール・フォトニクス・ネットワーク(APN)や移動固定融合を支える革新的なネットワーク/アクセスシステムの研究開発と実用化を担っています。
「革新的なAPNのシステム化や、その高度な運用制御を図るネットワーク機能のソフトウェア化の研究開発」と、それらの技術開発を通じて、「IOWN構想の実用化、移動固定融合の実現や既存ネットワークの競争力維持」を図っていきます。
NTTネットワークイノベーションセンタ
センタ長 岡崎 義勝氏
NTTネットワークイノベーションセンタは、2021年7月にIOWN総合イノベーション配下に設立された、IOWN構想の具現化と、オール・フォトニクス・ネットワークや移動固定融合を支える革新的なネットワーク/アクセスシステムの研究開発・実用化を担う組織である。本記事では、ネットワークイノベーションセンタの研究開発の方向性とプロジェクト構成について紹介する。
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の基盤となるオールフォトニクス・ネットワーク(以下、APN)は、増加し続けるトラフィックに対応可能な光伝送ネットワークとして期待されている。2023年3月には先行版となる次期光伝送NWの商用提供が開始される予定だ。本稿ではネットワークイノベーションセンタ(以下、NIC)によるAPN実現に向けた研究開発を紹介する。
NICはIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)におけるNW要件や要望される付加価値の多様化に迅速に対応するため、NW機能をソフトウェアで内製化する取り組みを進めている。
APN上でのサービス提供に向けては、さらなるNWの品質管理・運用の高度化が必要となる。本稿ではNICが研究開発を進めているフロー統計情報やテレメトリ、遅延情報を効率的に収集し運用に活用するNW情報収集基盤、および運用・制御の自動化・高度化に向けたコントロールシステムを構成する技術について紹介する。
※記載の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
Copyright © BUSINESS COMMUNICATION. All rights reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。