「こころまで伝わる」コミュニケーションの実現に向け、基礎理論の構築と革新技術の創出に取り組むNTT コミュニケーション科学基礎研究所(以下、CS研)。その活動方針や2023年6月1~2日にかけて開催された「オープンハウス2023」において紹介された注目の研究テーマなど、同研究所所長 納谷太氏にお話を伺った。
NTT コミュニケーション科学基礎研究所 所長納谷 太氏
CS研の研究分野の1 つに、人間の感覚や知覚、認知の状態を生体信号から読み取り、脳の情報処理メカニズムの理解とそれらの情報の実世界での活用を目指す「マインドリーディング研究」という分野がある。本稿ではその中から目の瞳孔径を調べることにより「こころ」の動きを読む研究について紹介する。
CS研に基礎数学研究センタが新設された際に招聘されたのが、整数論、数論幾何を専門とし、「モチーフ理論」の研究者として知られる宮﨑弘安氏だ。本稿では同氏の研究成果である「一般化モチーフ理論」について紹介する。
さまざまな機械翻訳エンジンが登場しており、機械翻訳が広く活用されようになった。ただしそれらの機械翻訳を利用すると、翻訳候補文が似通った文章になりやすいという問題がある。CS研ではこの問題の解決策になり得る技術を研究している。
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