ホーム > 2024年3月号

1 研究開発部門の取り組み全体像

NECが描く「NEC 2030VISION」に向けて、
技術進化の方向性を見据え研究開発

2021年5月、日本電気株式会社(以下NEC)は、生活者を取りまく場を「環境」「社会」「暮らし」の3 つの階層で捉え、「ありたい社会像」を描いた「NEC 2030VISION」を発表した。最先端技術によって社会課題を解決し、このビジョンを実現するNECの研究開発部門の取り組みついて、次世代ネットワークを中心に紹介する。

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2 マルチコア光ファイバ

複数の光伝送路を設けたマルチコア光ファイバを活用したケーブルを世界で初めて開発・実用化へ

2021年10月、NEC、株式会社OCC、住友電気工業株式会社の3 社は、「非結合型マルチコア光ファイバ」を収容した海底ケーブルの開発に世界で初めて成功したことを発表した。マルチコア光ファイバの運用に向けたその後の研究の進捗を紹介する。

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3 分散MIMO

超大容量通信普及の課題となる障害物による電波切断をAIで解消

次世代通信6Gで活用が期待されるミリ波は遮蔽物に弱く、通信が途切れやすい欠点がある。これに対し、NEC、日本電信電話株式会社(NTT)、株式会社NTTドコモの3 社は、AIによって無線端末の状況を予測し、基地局の分散アンテナとビームを切り替える技術の実証に成功した。

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4 量子暗号

量子コンピュータが実用化されても、絶対に解読されない暗号技術の開発

これまで情報通信の安全性を担保してきた現代暗号は、量子コンピュータの登場による危殆化が危惧される。NECは量子力学・情報理論に基づいた絶対安全性が証明されている「量子暗号」に25年以上取り組んできた。実用化を目前にした「BB84」、開発中の次世代技術「CV-QKD」、2 つの量子鍵配送方式について紹介する。

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5 RAN自動最適化技術

オープンRANの標準機能をAIで制御し5Gの産業応用を促進する

ロボットや車両などの遠隔制御・自動運転に不可欠な5Gネットワークの通信性能は、現場の生産効率や安全性に直結する。5GオープンRANの標準機能をAI で動的に制御し、システム全体の通信要件達成率を最大化可能とするために、NECが研究・開発を進める「RAN 自動最適化技術」の特長、開発の進捗を紹介する。

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6 複雑系シミュレーション技術

フレキシブルなシミュレーション技術を活用したサプライチェーンの炭素管理を検証

NECは複雑系シミュレーション技術の開発と検証に取り組んでいる。本稿では、目的に応じてフレキシブルにシミュレーションを実行できる複雑系シミュレーション技術の概要と可能性について紹介する。

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お問い合わせ先

NEC テレコムサービス企画統括部
Marketing BPグループ
Mail:nwsbu-tenji@nwsbu.jp.nec.com
URL:https://jpn.nec.com/

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