NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

活用拡がる「CECTRUST」電子契約ASPサービス

- NTTグループでの利用拡大に向けて -
事例1:NTT情報流通基盤総合研究所

業務効率の向上に寄与するCECTRUST®電子契約サービスを導入

NTT情報流通基盤総合研究所は、IT技術開発やネットワーク技術開発などの分野において、国内のみならず世界をリードすべき立場である。開発者にとどまらず、日常の取引業務の中にIT技術を積極的に取り入れることが重要であると考えている。ここでは、2006年4月からCECTRUST®電子契約サービスの利用を開始したNTT情報流通基盤総合研究所の電子契約導入の狙いと今後の展開を紹介する。

NTTグループ間の業務効率向上を目指して電子契約サービスCECTRUST®を導入

安心・安全・便利なブロードバンド・ユビキタスサービスの展開に向け、グループをあげて取り組むNTT。その中にあって、NTT情報流通基盤総合研究所の技術が様々なレイヤで支えている。更に、先端技術の開発に加え、日常の取引業務の中にもIT技術を積極的に取り入れることが重要であると考えている。このような状況の中で、契約業務の電子化による効率化を目指し、2006年4月からCECTRUST®電子契約サービス(以下、CECTRUST)を導入したNTT情報流通基盤総合研究所。電子契約導入の背景について、日本電信電話(株) NTT情報流通基盤総合研究所 企画部長の守倉 正博氏は、次のように語っている。

「研究開発には多数の企業の協力支援が必要で、当研究所も他企業との契約が非常に多く行われております。そこで、契約業務においても業務改善が求められ、様々な施策を打っておりました。そこで、印紙代削減と業務効率の向上に寄与する電子契約導入の提案を受け、検討を開始しました。IT技術開発のリーディングカンパニーの立場として、また研究開発を担うNTTグループ企業間での経費削減と業務効率の向上という観点から導入を決めました。」

利用実績の豊富なCECTRUSTを選択

NTTグループ内外の電子契約サービスを比較し、電子契約に必要な要件を全て満たしているCECTRUSTを選択した。例えば見読性の確保、電子署名、電子証明書、長期保存や原本性の確保している。また、契約を成立させる電子署名には、安心して使える特定認証局の電子証明書を採用していることも、電子契約という新しい技術を使う上で大事な要素であった。

「電子契約システムの自社構築が不要で、初期費用や運用費用が安価なASPサービスであることも、CECTRUST選択の決め手になりました。」(前出 守倉 正博氏)

契約業務の標準化を目指す

電子契約導入による今後の契約業務について、守倉 正博企画部長は、「NTTグループ各社がそれぞれの仕組みを利用することに比べれば、同一のサービスを利用することは内部統制の面でも有効であり、契約業務の標準化を意味していると思います。契約行為という会社としての意思表示をきちんと残していくことが必要になると思います。その意味で、電子署名の仕組み、長期原本性保管は重要であると認識しています。」と述べている。

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守倉 正博氏
日本電信電話(株)
NTT情報流通基盤総合研究所
企画部長 工学博士
守倉 正博氏

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