RADVISION社のHDテレビ電話開発プラットフォーム最新版「BEEHD for Desktop v2.2」をリリース
~市販テレビ電話システムで広く採用のH.323に対応~NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は、RADVISION社が開発した、高画質映像(HD)テレビ電話開発プラットフォームの最新版「BEEHD for Desktop v2.2」を2011年2月よりリリースした。
今回リリースの最新版には、市販のテレビ電話システムで広く採用されているH.323通信プロトコルや映像の符号化技術の国際標準規格であるH.264/SVCの実装ならびに不安定なネットワークでも映像・音声品質を安定させるビデオ・音声FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)機能等が追加されており、HDテレビ電話ソフトの開発を強力にサポートする。
「BEEHD for Desktop」の主な特長
「BEEHD for Desktop」は、Windows OS対応PC向けHDテレビ電話開発プラットフォームであり、日本国内ではNTT-ATが販売している。
1.通信プロトコルやコーデックの知識が十分でなくてもHDテレビ電話ソフトの開発が容易
2.他ベンダーとの相互接続の知識が十分でなくても他ベンダーとの接続を容易に実現(通信制御部にて、他ベンダー通信機器との相互接続性を吸収)
3.世界の通信機器ベンダーに広く採用され、各種通信プロトコルに柔軟に対応できるRADVISION社製通信ミドルウェアを搭載しているため、国内・国外で新規に市場に投入される他ベンダーの通信機器との接続も容易に実現
4.RADVISION社製映像コーデックを搭載しているため同社が機能拡充を迅速に実現
5.TV電話ソフトとして使用できるサンプルアプリケーションをソースコードで付属
図1 付属のサンプルソフトウェア(クリックで拡大)
最新版に追加された主な機能
1.従来は通信プロトコルのSIPのみに対応していたが、市販のテレビ電話システムで広く採用されているH.323通信プロトコルをサポート
2.送信側で特別に(H.264/SVC準拠で)符合化し送出されたパケットがネットワークの状況や受信側機器の性能に合わせて最適な映像に復号化されるのを可能にするH.264/SVC(H.264 AnnexG)をサポート
3.ビデオ・音声FECをサポート
4.ネットワーク遅延/回復を検知し、ビデオビットレートや解像度を自動調整するRADVISION独自アルゴリズム(Net Sense)を実装
表1 主な仕様(クリックで拡大)
価格
プロジェクト内容・規模に応じて異なるため、詳細についてはお問い合わせください。
※BEEHD for Desktopの評価版を、下記のRADVISIONサイトよりダウンロードできる。
http://www.radvision.com/Products/Developer/BEE/BEEDESK/beedesk_evaluation.htm
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社グローバルプロダクツ事業本部
TEL:03-5956-9052
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