コリジェントシステムズは、サービスプロバイダーが簡単にインターネットアクセスサービスを既存のTDM（時分割多重）アクセス網で集約し、センター局にて直接イーサネットのインタフェースを提供できるモジュールおよび機能を、同社の「CM-100シリーズ」で追加することを発表した。本製品を使用することで、サービスプロバイダーはインターネットアクセスを既存のTDMアクセス網上でユーザーに提供でき、10Gbpsのパケットリング上でこれらのサービスを効率よく集約できるようになる。さらに、この新機能により、同社のパケットトランスポートソリューションは、他の伝送装置や集約装置と比べて大幅にコストを節約でき、サービスプロバイダーはイーサネット主体のネットワークへの移行がしやすくなる。

従来、TDMとイーサネットは各々、そのままで終端され、TDMからイーサネットに接続するには外部の変換装置が必要だった。しかし今回の新機能により、CM-100シリーズ内でTDMからイーサネットへ変換ができるため、外部変換装置が不要になる。この結果、TDMの接続を張るために必要だった帯域を確保することなく、インターネットアクセスなどのトラフィックをフレームベースで必要な帯域のみを使用するため、帯域の効率を図ることができる。また、この新機能により、ネットワーク構成機器をより簡素化し、機器投資コストを低減するだけでなく、既存の銅線のネットワークを使用しながらインターネットアクセスサービスなどを迅速に展開できるようになる。