EXAR Corporation（EXAR）とベル・データは、業界初のハードウェア・アクセラレータ方式によるデータ重複排除技術を搭載したストレージ・アプライアンス製品「BridgeSTOR」を共同開発し、日本国内での販売を開始した。

データ量の爆発的な増加に伴い、ストレージのニーズは年々高い伸びを示している。このようなニーズに応えるため、データの重複排除技術を搭載したストレージが、コスト削減の切り札として脚光を浴びている。しかし、従来の重複排除技術は、主にバックアップ等のセカンダリ用途の使用に限られてきた。また、従来のデータ重複排除ストレージ製品は一般的に高コストなため、中堅・中小規模の企業での導入が困難になっていた。このような課題を克服するために、EXARとベル・データは、低価格ストレージ・アプライアンス製品としてBridgeSTORを共同開発した。

今回発表された製品は、EXARが2009年４月に買収したHifn社のデータ重複排除技術「BitWackr」をIBM社製IAサーバに搭載したストレージ・アプライアンス製品である。データ格納時の重複排除のハッシュ演算および圧縮処理を専用プロセッサでリアルタイムに処理することで、従来の重複排除方式と比較して、データ量の大幅削減と処理の高速化を同時に実現し、その適用範囲を拡げた。