複雑化するお客さまのICT環境を 経験豊富なエンジニアがトータルサポート　お客さまに合った“ICT”を仕立てます

オーダーメイド・ICTをもっと手軽にお客さまに合ったICT環境を提案

これまでネットワークサービスは、それぞれの仕様に基づき定型化したサービスとして提供されてきました。しかし、「Office 365」や「G suite」といったSaaS型クラウドサービスの利用が増え、ネットワーク遅延が課題となっています。ほかにも、事業継続を支える冗長化対策や働き方改革の一環としてのWi-Fi環境の整備、セキュリティ対策の強化、ネットワーク機器のリプレースに伴う設計や運用・保守など、企業のICT環境の課題は多岐にわたり、従来のネットワークサービスでは対応できなくなっています。NTT Comではその解決策として、従来のネットワークサービスをベースにしつつ、個別対応が必要な部分をお客さまの要望に合わせてセミカスタマイズしていくサービス「NSS（Network Support Services）」を提供しています。NSSは、ネットワークとネットワーク機器、その上で展開される各種クラウドサービスを含めたお客さまのICT環境の要件定義、設計・構築、運用・保守までを、経験豊富なエンジニアがトータルサポートすることで、お客さまのICT環境の課題を解決します（図1参照）。

豊富なソリューションモデルでお客さまのさまざまなお悩みを解消

NSSのもう一つの特長は、豊富な提案実績の中からよくあるICT環境の課題がモデル化されており、最適なソリューションをスピーディーにご提案できる点です。例えば、「レスポンスが遅い」「クラウドとの接続が途切れる」といったパブリッククラウドサービスの利用に伴い発生しているトラブルに対しては、特定のインターネット通信を分離する「インターネットブレイクアウト」を提案し、各拠点から直接通信を行うようにすることで通信量を最適化します。また「働き方改革の一環として、フリーアドレスで業務効率化を図りたい」「来客されるお客さまのため、Wi-Fiを開放したい」といった場合は、「オフィス（店舗）のWi-Fi環境の整備」を提案しています。このモデルでは社内用だけでなく、ワーキングスペースと分離した来客用Wi-Fi環境を構築できます。さらにクラウド型コントローラによる接続状況の確認や通信の可視化により、お客さまの運用稼動が軽減されます。その他にも、さまざまなお客さまのお悩みを想定したソリューションモデルを用意しています（図2参照）。

中堅規模の企業を中心に導入が進むNSS

NSSは、特に中堅規模の企業を中心にご利用いただいております。たとえば、サービス業を営むA社さまには、次のような課題がありました。A社さまでは、インターネット接続環境が複数に分かれており、運用負荷がかかっていました。さらにネットワークの利用状況が把握できていないため、ネットワークの混雑時に最適な対応をとることができませんでした。また、ネットワークの更改と、それに伴うAWSへの切り替えを行う必要がありましたが、クラウドとネットワーク双方のスキルをもつエンジニアがいないため、検討が進められない状況でした。このような課題を解決したのが、NSSの「クラウド型インターネットGWとSOCオプション」、「SE支援オプション」です（図3参照）。

これまで分散していたインターネットGWをクラウド型のインターネットGWに統合することで、運用負荷を軽減できました。さらに、ネットワークの可視化やログ取得を実現し、トラフィック分析が可能となりました。また、ネットワークの更改においても、経験豊富なNTT Comのエンジニアが、AWSへの接続方法含めた要件定義から最適な構成の検討・構築、セキュリティのアウトソースまでトータルサポートすることで、最適なICT環境を実現することができました。NTT Comでは、NSSを通じてお客さまのICT環境をトータルサポートしていきます。