NTT Com、GCPを組み合わせたハイブリッドクラウドによるセキュアなデータ分析ソリューションを提供開始

NTTコミュニケーションズ,Google 2018年6月20日

NTTコミュニケーションズは6月20日、NTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud(ECL)およびデータセンターサービス「Nexcenter」と、Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform(GCP)」を組み合わせたデータ分析ソリューションを提供開始したと発表した。

同ソリューションは、NTT ComがECLやNexcenterに加え、GCPも一元的に提供することにより、セキュアな環境において、顧客の重要なデータをECLやNexcenterに蓄積し、対象データのみをGCPに流通させ、機械学習などのテクノロジーを活用して分析することが可能になるという。

データ分析ソリューションのイメージ

主な特長を以下に示す。

1. ECLやNexcenterにデータをセキュアに蓄積

NTT Comが業界最高水準の高信頼な設備・運用基準で提供するECLやNexcenterに、重要なデータをセキュアに蓄積。また、GCPへ流通させるデータについてETL(Extract Transform Load)を用いた加工や秘匿化を実施。

2. SD-Exchangeなどを用いたプライベート接続でデータをGCPにセキュアに流通

Google Cloud Partner Interconnectの機能を活用し、NTT Comがクラウド・コロケーション接続サービス「Software Defined Exchange Service(SD-Exchange)」を提供。これにより、GCPとECL/Nexcenter間の最大1Gbpsでのプライベート接続が実現し、データのセキュアな流通が可能となる。加えて、Google Cloud Dedicated Interconnectの機能を活用して、NTT Comが GCPとNexcenter間を10Gpbsでプライベート接続するメニューも提供。

3. GCPの機械学習を活用してデータを分析

Googleが持つビッグデータを駆使した機械学習済みモデルやデータマネジメントツールなどを活用できる。NTT Comが用途に合わせてコンサルティングし、またGoogleの暗号化機能を利用することで、セキュアで最適なデータ分析を行うことができる。

4. Enterprise Cloud Monitoring Logsによりシステムのサーバーログを可視化

NTT Comが、GCPのロギングサービス「Enterprise Cloud Monitoring Logs」を提供。これにより、ECLで運用するシステムのサーバーログを可視化、分析することが可能となり、システム全体の運用管理稼働を軽減できる。

 

詳細はNTTコミュニケーションズによるニュースリリースを参照
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2018/0620.html