NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

サービスイネーブルメント領域におけるマイクロソフトの動向

国内での採用が加速するマイクロソフトのソリューション

もともと、メールやインスタントメッセージングといったコミュニケーションインフラでは定評のある同社だが、ここに来て通信事業者のサービスイネーブルメント領域での採用が急速に広がっている。最近のニュースを元に、その実績を追ってみたい。

2005年10月20日
株式会社ウィルコム、日本初のMicrosoft Windows Mobile 5.0を搭載したシャープ株式会社製新世代モバイル端末、W-ZERO3を発表
(マイクロソフト プレスリリースより)

株式会社ウィルコムは、日本の通信業界で初めてマイクロソフト株式会社のモバイルデバイス向けプラットフォームの最新版Microsoft Windows Mobile 5.0日本語版をOSに採用した、「携帯の機動性」と「PCとの親和性」を兼ね備えたシャープ株式会社製の新世代モバイル コミュニケーション端末“W-ZERO3”を発表しました。

図1 WILLCOM“W-ZERO3”
図1 WILLCOM“W-ZERO3”

“W-ZERO3”は、業界初の3.7型 VGA液晶、パソコンと同じQWERTY配列のスライド式キーボード、有効画素数約133万画素のデジタルカメラを搭載。通話もデータ通信もできる超小型無線通信モジュール“W-SIM”によるPHS通信に加えIEEE 802.11b準拠の無線LANも内蔵、場所や用途に応じて通信手段を使い分けることができます。OSには、Windows Mobile 5.0 for Pocket PCを搭載し、PCで作成したExcel、Wordなどのデータ編集に加え、Power Point、PDFのデータの閲覧に対応するなど、PCとの高い親和性を実現しました。CPUには、高速処理と長い動作時間を実現するインテル PXA270 プロセッサ 416MHzを採用しました。

2005年12月14日
FOMAとExchange Serverをダイレクトに同期するオリジナル クライアント ソフトを共同開発することに合意
(マイクロソフト プレスリリースより)

マイクロソフト株式会社と株式会社NTTドコモは、Exchange ActiveSyncプロトコルを用いた初めての商品として、FOMAと Exchange Serverをダイレクトに同期するオリジナル クライアント ソフトを共同開発することに合意しました。このクライアント ソフトを導入することで、いつでもどこでもメールや予定表などを簡易に同期・参照することが可能となり、ビジネスの利便性をより高められるようになります。

2005年12月27日
ソフトバンクBB株式会社、日本テレコム株式会社、マイクロソフト株式会社、法人向けメッセンジャー統合コミュニケーションサービスで協力
(マイクロソフト プレスリリースより)

ソフトバンクBB株式会社、日本テレコム株式会社、マイクロソフト株式会社の3社は、VoIP、電子メール、インターネット アクセス、グループウェア、プレゼンス、インスタント メッセージング、デスクトップといったサービスとネットワーク インフラを組み合わせることでセキュリティを確保した「メッセンジャー統合コミュニケーション サービス」(仮称)を開発し、法人市場向けにソリューション提供することで合意しました。

2006年1月23日
NTT ドコモとHTC、Windows Mobile 5.0ベースのモバイル携帯端末の提供に合意
(マイクロソフト プレスリリースより)

株式会社NTTドコモおよびHigh Tech Computer Corporation(以下、HTC)は、Windows Mobile 5.0日本語版をOSに採用したHTC社製のモバイル情報端末をNTTドコモが導入することについて基本合意に達したと発表しました。2006年下期より提供予定です。

2006年2月6日
マイクロソフトがSony EricssonとのExchange ActiveSyncライセンス契約を発表
(マイクロソフト プレスリリースより)

マイクロソフト コーポレーションは、Sony EricssonがExchange ActiveSyncプロトコルのライセンスを取得したと発表しました。これによりSony Ericssonは、Microsoft Exchange Server 2003と自社の携帯電話 P990およびM600とをワイヤレスに直接同期し、セキュリティの強化を図ります。このソリューションにより、モバイル ユーザーは電子メールや予定表、連絡先などの Exchange Server 2003の全情報にどこからでもアクセスできるようになります。Exchange Server 2003 Service Pack 2を導入した組織では、Direct Pushなどのモバイル拡張機能もサポートされるため、新たに受信した電子メール メッセージにすばやくアクセスできます。これらの新しい携帯電話は、2006年の第二四半期に利用可能になります。

2006年2月13日
Vodafoneとマイクロソフトが共同で企業向けに包括的な電子メール ソリューションを提供
(マイクロソフト プレスリリースより)

Vodafoneとマイクロソフト コーポレーションは、Windows Mobile Email from Vodafoneをヨーロッパ向けに販売すると発表しました。このソリューションはMicrosoft Windows Mobile 5.0をベースとしたもので、Direct Push技術と拡張セキュリティ機能を含むMessaging and Security Feature Pack(MSFP)が組み込まれています。

2006年3月6日
PSCとマイクロソフトが協業し、中小規模企業向け先進グループウェア ホスティングサービスを提供
(マイクロソフト プレスリリースより)

株式会社ピーエスシーとマイクロソフト株式会社が協業し、中小規模企業向けホスティングサービスの提供を開始します。第一弾として、PSCがマイクロソフトの提供するMicrosoft solutions for Hosted Messaging and Collaboration Ver3.5を日本で初めて採用し、高いセキュリティを確保しながら、「電子メール」、「企業内文書管理」、「モバイルアクセス」を統合した中小規模企業向けの先進グループウェア ホスティングサービス『P-BERRY』を提供します。

2006年3月15日
NTTコミュニケーションズがWindowsベースの共用ホスティングサービス OCNホスティングサービス「メール&ウェブ Windows Edition」の提供を開始
(NTTコミュニケーションズ プレスリリースより)

OCNホスティングサービス「メール&ウェブ Windows Edition」は、Microsoft Windows Server 2003をOSに採用したWindowsベースの共用ホスティングサービスです。マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)製の各種開発ツールを利用して作成した動的なウェブサイトを動作させることができます。また、お客さまのWindowsサーバ上にあるウェブサイトのコンテンツやデータを本サービスに移行することにより、サーバ運用管理稼動の軽減を図ることが可能です。

お問合せ先

マイクロソフト株式会社
通信・メディアソリューション本部
TEL:03-4523-3730(部門代表)
Mail:
kkspweb@microsoft.com
URL:
http://www.microsoft.com/japan/serviceproviders/


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