物体認識技術を利用した携帯応用システム「MagicFinder」の販売を開始
~商品を携帯電話のカメラで撮影するだけで自動的に関連サイトに接続~NTTアイティ
NTTアイティは、実物の商品や写真などをカメラ付携帯電話で撮影するだけで自動的に関連サイトに接続する携帯応用システム『MagicFinder(マジックファインダ)』を10月から販売開始した。
商品を携帯電話のカメラで撮影するだけで自動的に関連サイトに誘導でき、広告・キャンペーン、イベントなどでの販促効果が期待できる。また、利用者にとっても、商品の割引クーポンや詳細情報など欲しい情報が簡単に入手できるという利点がある。
サービスの経緯
携帯電話の普及を背景に、広告・宣伝、エンターテインメントなどの分野でも携帯電話を用いた各種の応用サービスが注目されている。NTTアイティでは、NTTサイバースペース研究所が開発したオブジェクト認識技術に独自の画像処理技術や認識技術を加え、カメラ付携帯電話で商品そのものや写真を撮影するだけで、撮影対象に関連づけられた商品のモバイルサイトにダイレクトに接続することができるシステム『MagicFinder』を開発した。
『MagicFinder』の特長
『MagicFinder』は、あらかじめ登録されている商品等の立体物をカメラ付携帯電話で撮影するだけで、撮影画像の特徴から写っている立体物を認識し、これに関連づけられた商品サイトやキャンペーンサイトに自動的に接続し、顧客をナビゲーションする携帯応用システム。
『MagicFinder』の特長は次の通り。
- (1)認識対象の登録は、対象商品等をただ撮影するだけ。QRコードのように撮影対象に対する事前の加工(QRコードの印刷)は不要。
(2)認識対象に手を加える必要がないため、既に存在するさまざまな商品等に利用できる。
(3)写真などの平面だけでなく、立体物を対象とした認識が可能。
図1 「MagicFinder」の利用イメージ
提供価格
最小構成(「ドコモ用携帯アプリ」+「撮影した画像を認識して接続先のURLを指定するMagicFinderサーバプログラム」):500万円/システムから。
詳細はお問い合わせください。
サービス適用例
- 商品の広告・キャンペーン、イベントなどでの販促ツール
- ゲームなどのエンタテイメント分野での利用
<読み取り対象例>
立体物(商品、フィギュア)、パネル、看板、ポスター、チラシ(企業ロゴ、商品の写真)、CDジャケット、ワインラベル、ゲームカード
※『MagicFinder』はNTTアイティの登録商標(出願中)です。
※『MagicFinder』には、立体物の認識の他に、写真などの画像のなかに埋め込まれた電子透かしを読み取る製品もあります。詳細は製品サイト(http://www.ntt-it.co.jp/goods/bcj/MagicFinder/pro_index_j.html)をご覧ください。
お問い合わせ先
NTTアイティ株式会社映像コミュニケーション事業部
担当:塩(しお)
TEL:045-651-7597
FAX:045-651-7648
E-mail:MagicFinder@ntt-it.co.jp
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