NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

企業向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」の新ラインナップとして「文書管理」、「EDI」、「IFRS」の3つのサービスを追加

NTTデータ

NTTデータは、エンタープライズ向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」の新たなラインナップとして、「文書管理サービス」「EDIサービス」の提供を開始した。また2011年度より、IFRS対応ソリューション「連結クラウド」をNTTデータビズインテグラルから提供開始予定である。

「文書管理サービス」は、文書ファイルのアクセス管理や情報漏えい対策などの高度なセキュリティ機能や、決裁文書の進捗を把握することができるワークフロー機能など、文書ファイルを管理・活用し業務改善を実現するサービスである。「EDIサービス」は複数のシステム同士のデータ連携を簡易に行うことができるサービスで、BizXaaSのアプリケーションと顧客の既存システムを、従来のようなプログラム構築をせずに連携でき、BizXaaSを簡易に導入することができる。「連結クラウド」は、クラウドによる連結会計のIFRS早期対応、経営の見える化の実現をするサービスである。BizXaaSプラットフォームサービスをクラウド基盤とすることで、初期コスト、導入期間、運用コストの削減と高信頼・高セキュリティを実現する。NTTデータでは、これらの新サービスの提供開始により、BizXaaSのサービスメニューをさらに充実させ、お客様の多様なニーズに柔軟に応えていく。なお、「BizXaaSプラットフォームサービス」は、迅速・安価にクラウドコンピューティングを利用したい企業や地方自治体等のお客様に向けて、すぐ利用できるSaaS型アプリケーションと、それらをカスタマイズするツールや環境を、高可用で安心の国内のデータセンターからオンデマンドで提供するサービスである。

文書管理サービスの特長

文書管理サービスでは、社内文書の階層化管理、また、各階層・文書毎のアクセス権設定が行え、社内の情報共有の潤滑化、業務の効率化、セキュリティの向上が実現できる(図1参照)。

図1 文書管理サービスの活用イメージ
図1 文書管理サービスの活用イメージ

① アクセス管理から情報漏えい防止までを網羅するセキュリティ機能

更新、登録、階層管理、ダウンロード等の権限を階層単位、文書単位に設定でき、権限管理に優れている。さらに、豊富なオプションでセキュリティを強化することができる。また、利用者の操作ログや管理者のデータベース作成等の操作ログなどのアクセスログの管理も可能。

② ユーザ独自の業務にも柔軟なカスタマイズ

BizXaaSプラットフォームサービスの各種アプリケーションとの連携が可能で、拡張性に優れている。また、画面設計やメニュー表示のみでなく、基幹系システムとの連携、英語・中国語への対応など、柔軟にカスタマイズすることが可能。

③ 複雑な申請プロセスへの拡張が可能

ワークフローの申請、承認処理、また承認履歴の管理などワークフローとの連携が可能。

EDIサービスの特長

EDIサービスでは、BizXaaSプラットフォームサービス上のSaaSアプリケーションとユーザシステムをつなぎ、データ連携を行う(図2参照)。

図2 EDIサービスの活用イメージ
図2 EDIサービスの活用イメージ

① 運用の負担を軽減

一般に、システム連携には、構築データ変換プログラムの設計、構築データ連携を運用する環境と運用要員等、煩雑な設計や管理が必要となる。しかし、EDIサービスは、それらをサービスの形態で提供するため、システム管理者の負担を大幅に軽減する。

② 設定に必要なものはヒアリングシートのみ

データ連携のためのヒアリングシートにルールを記述すれば、設定はNTTデータが行うため、ユーザはプログラムの開発、サーバの準備、システム運用をする必要がない。

連結クラウドの特長

連結クラウドでは、クラウドの利用によりIFRS対応の早期実現、グループ経営の見える化を実現する。

① 連結会計に必要なパッケージの一括提供

連結会計に必要なパッケージ、グループ各社における個別会計を行う「Biz∫会計」、企業グループ全体の総勘定元帳を統合化する「Biz∫G元帳」、グループ全体の連結会計を行う「Biz∫連結」といった企業グループの連結会計に必要なパッケージを一括してクラウド環境上で提供する。

② 各企業のIFRS対応状況に合わせた柔軟な利用形態を提供

各グループ企業のIFRS対応状況により、各社に合わせた柔軟な利用形態を提供する。

③ 「Biz∫G元帳」によるグループ経営の見える化の実現

企業グループの総勘定元帳を統合化する「Biz∫G元帳」により、グループ企業全体での会計コードを統一化し、会計情報の仕訳レベルでの統合が可能になる。これにより、グループ会計情報全体が詳細に分析できるため、企業グループ全体の経営の見える化を実現。

④ クラウドサービスによる提供

BizXaaSプラットフォームサービス上に構築、提供されるため、初期コスト、導入期間、運用コストの削減に寄与する。また、サービスにはセキュリティの高いデータセンターを利用するため、J-SOXにおける内部統制の確実な運用を支援。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
プラットフォーム&サービスBU
TEL:03-5251-9374

NEWS(2010年10月)

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