ブルーノートジャパン, Inc.がNTTコムウェアのAR技術を活用し動画を使った公演プロモーションの実証実験を実施
~ショウビジネスにおけるITソリューションの活用~NTTコムウェア
株式会社ブルーノートジャパンInc.(本社:東京都港区、代表取締役:伊藤 洋翔、以下 ブルーノートジャパン, Inc.)とエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本 迪雄、以下 NTTコムウェア)は、NTTコムウェアが提供するAR(*1)技術を活用した動画配信システムを用いて、東京・南青山のジャズ・クラブ、ブルーノート東京の公演プロモーションの実証実験を開始した。
■実証実験の対象となる公演
ブルーノート東京(東京都港区南青山)で開催される2011年1月以降の公演。
- [主なアーティスト名]
- ・ピーボ・ブライソン
- ・カイル・イーストウッド
- ・エスペランサ・スポルディング
- ・ロイ・ハーグローヴ・クインテット
- ・リー・リトナー&マイク・スターンなど
■実証実験期間
2010年12月24日~2011年3月31日
実証実験の概要と目的
ブルーノートジャパン, Inc.が全国で無料配布している公演スケジュールを紹介したフリーペーパー及びポスターに掲載されたアーティスト画像を、スマートフォンのARアプリケーションで撮影すると、そのアーティスト画像が動き出し、その後演奏シーンが再生される。また再生後には、ブルーノート東京ホームページを表示し、公演の詳細情報検索や様々な動画コンテンツの視聴に加え、そのままチケット予約をすることもできる。本実証実験により、AR技術を活用した公演プロモーションの効果を測定し、ITを活用した新たなビジネスの可能性を探る。
実証実験の背景
ブルーノート東京では、ジャズをはじめとする多様な音楽ジャンルのトップ・アーティストの公演を多数開催しているが、出演するアーティストの魅力をどのようにユーザへ伝えるかが課題だった。またNTTコムウェアは、自社研究開発部の画像認識技術をベースにしたAR技術のSaaS(*2)化を目指しており、技術の効果的な使い方や、ビジネスとして求められるシステム提供形態の検証が必要だった。
そこで、今回の実証実験では、ブルーノートジャパン, Inc.が所持する多数の高品質なコンテンツを活用し、スマートフォンのARアプリケーションでフリーペーパーに掲載されたアーティストの写真を撮影すると、その写真が動き出し、演奏シーンやインタビューシーンなど多彩な動画が再生される、という魅力的な体験を提供する。またNTTコムウェアは、本実証実験に必要なシステムやソフトウェアを、自社のクラウドサービス「SmartCloud」を活用したSaaS型で提供することで、アクセスの増減にあわせたシステムの柔軟な拡張・縮小を実現し、短期のスポット利用を前提としたビジネスニーズにふさわしい提供形態を検証する。
実証実験の検証
本実証実験によって、ブルーノートジャパン, Inc.のホームページ上で公開されている既存の動画コンテンツの視聴回数が向上するか、どのような場所で視聴されるか、チケット予約や来場者数の増加といったプロモーション効果について検証し、今後の改善に向けた基礎データとして活用していく予定である。
NTTコムウェアのAR技術の特徴
NTTコムウェアのAR技術は、携帯電話(スマートフォン)にインストールしたARアプリケーションで撮影した写真などの画像を認識することで、関連する動画を予め登録されたコンテンツ群から検索し、撮影した画像の形に合わせて動画を再生するものである。撮影した静止画像が、あたかも目の前で動きだすかのような感覚で、詳細動画を閲覧できることが特徴である(特許出願中)
NTTコムウェアの今後の展開
新たなマーカー(QRコードなど)を必要とせず、既存の画像から直接動画を再生できる特徴を活かし、様々な業種業態のビジネスでの活用シーン拡大を図っていくと共に、今回の実証実験で得られた結果を基に、現在のパッケージ販売に加え、2011年4月以降のSaaS型商用サービス販売開始を目指していく。
【用語説明】
*1:AR
Augmented Reality(拡張現実感)。コンピュータ(AR用デバイス)を通して見ている現実の環境(の一部)に、文字や画像、映像などの電子情報を重ね合わせることで、関連する情報を付加する技術。
*2:SaaS
Software as a Service。ユーザが必要とするものだけをサービスとして簡易に利用できるようにした提供形態。
※「SmartCloud(スマートクラウド)」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
<実証実験利用方法>(クリックで拡大)
NEWS(2011年2月)
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