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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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データウェアハウス専用DBの最新版「Sybase IQ 15.3」を発表

~独自の超並列アーキテクチャにより、大幅な分析性能、スケーラビリティ、柔軟性の強化を実現~

サイベース

サイベースは、データウェアハウス用データベースの最新版「Sybase IQ 15.3」を2011年10月中旬より出荷開始する。

Sybase IQ 15.3で新たに採用された「PlexQ Distributed Query Platform」は、グリッド構成の多数のコンピュータに処理を分散し、極めて複雑なクエリ処理を加速するシェアードエブリシング型の超並列処理(MPP:Massively Parallel Processing)アーキテクチャである。拡張性に優れたディスク共有型のグリッド技術を提供するSybase IQのオプション製品「Sybase IQ Multiplex Gridオプション」を導入のお客様が利用できる。

シェアードエブリシング型のPlexQは、シェアードナッシング型のMPPアーキテクチャとは異なり、Sybase IQのMPP構成内すべての論理サーバに対し、クエリ負荷を動的に管理し、バランスを調整する。PlexQの自動負荷再調整機能を活用してユーザー間のシステムリソース競合を回避することができ、並行するクエリ処理のすべてに優れたパフォーマンスを提供する。例えば、ユーザー使用形態にあわせ、同時に多くのユーザーに短時間で検索結果を提供したり、単独ユーザーにシステムのフルパワーを提供することも可能だ。

またPlexQの活用により、データの増加やクエリの複雑化に応じて、低価格なハードウェアを使用してノードを拡張できるため、コストパフォーマンスにも優れている。

さらにPlexQは、物理的なサーバノードを論理サーバとしてグループ化し、リソースをプロビジョニングする機能を提供する。これにより、ユーザー要件の変更に柔軟に対応し、各アプリケーションが最高のパフォーマンスを発揮するために必要なリソースを常に提供することが可能になった。

Sybase IQ 15.3のベータテストプログラムに参加したNTTデータ 技術開発本部 IT活用推進センタの上島康司センタ長は、「NTTデータでは、様々なBIシステムを開発してきた経験をベースに、Sybase IQ 15.3の検証をベータ段階から繰り返してきました。Sybase IQ 15.3では、従来のカラムストアの優位性に加え、今回の並列分散処理機能により、従来のMultiplexにおけるスループットの向上のみならず、単体の非定型処理の高速化が可能になることで、BIによるさらなる意思決定の迅速化に寄与できるものと確信しております」と語っている。

Sybase IQ 15.3の概要は次のとおりである。

①独自の超並列処理アーキテクチャ「PlexQ Distributed Query Platform」を採用

自動負荷再調整機能により卓越したパフォーマンスを実現:1つのクエリを分割して複数のサーバ全体で同時実行することにより、クエリ処理のパフォーマンスを大幅に強化。

低価格なハードウェアを使用でき、スケーラビリティの改善とコストパフォーマンスを向上:システム管理者は、データの増加やクエリの複雑化に応じて、低価格なハードウェアを使用し、Sybase IQ PlexQノードをコスト効率良く拡張できる。

アーキテクチャの柔軟性:システム管理者は、迅速かつ容易に、計算リソースの小集合を論理的エンティティとしてグループ化し、ユーザー要件の変化に柔軟に対応できる。

②専用のデータ統合オプション「InfoPrimer」を提供

Sybase IQ 15.3では、Sybase IQのデータ抽出、ロード、変換を簡単かつ短時間で行う新たなオプション「InfoPrimer」を提供する。これは、Sybase IQの「Small Business Edition」および「Enterprise Edition」両エディションに対応している。

お問い合わせ先

●サイベース
TEL:03-5544-6200

NEWS(2011年9月)

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