NTT-ATが、個人や小規模事業者向けエンドポイントセキュリティ対策製品を提供

~「FFRI yarai Home and Business Edition」の取り扱いを開始 ~

NTT-AT, FFRI 2018年3月30日

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は2018年3月30日、個人や小規模事業者を狙ったマルウェアによる被害を防御するため、FFRI社が提供するエンドポイントセキュリティ対策製品「FFRI yarai」の個人や小規模事業者向け製品である、「FFRI yarai Home and Business Edition」(以下、yaraiHB)の取り扱いを4月から開始すると発表した。

NTT-ATはセキュリティビジネスを重点分野の一つと位置づけており、さまざまなセキュリティ製品およびサービスを提供している。「yaraiHB」をセキュリティビジネスのラインアップに追加することで、これまでの法人向けの提供に加え、個人や小規模事業者を顧客として持つ企業や団体向けに、エンドポイントセキュリティ対策製品の提供が可能となる。

主要販売ターゲットとしては、地場ベンダー、商工会議所、金融機関などといった、個人や小規模事業者を顧客として持つ企業、団体を想定しているという。

背景および提供開始に至った経緯

マルウェアを用いた標的型攻撃は、これまで企業そのものに対して、脆弱性をついたり、マルウェアを送り込んだりという、直接的な攻撃が主であった。しかしながら、昨今、企業のセキュリティ対策が進んできたことにより、その攻撃対象が企業を取り巻く周辺環境にまで及んでいる。中でも、セキュリティ対策レベルが大企業ほど高くないと思われる、個人や小規模事業者に対する攻撃が猛威を振るっており、今後も増加していくと思われる。

NTT-ATは、2013年より代理店として「FFRI yarai」の法人向け製品を販売してきたが、このような環境の変化に対応するため、個人や小規模事業者向け製品「yaraiHB」の取り扱いを開始し、情報インシデントの総合ソリューションの充実を図るのが狙いだ。

yaraiHBについて

yaraiHBは、国内で約72万ライセンス(2017年12月現在)利用されているFFRI yaraiと同じ検知エンジンが使用されており、以下の特徴がある。

1. 防御技術

①独自のマルウェア検知ロジックにより、既知・未知問わずマルウェアや脆弱性攻撃を高精度で検知・防御する。特に、未知のマルウェアを検知して防御するため、ヒューリスティック(振る舞い検知)技術と、大量のマルウェアを収集して得られた機械学習を利用している。

②5つの振る舞い検知エンジンを搭載しており、標的型攻撃で用いられるような、未知脆弱性攻撃や未知のマルウェアからの攻撃を、5つのエンジンの連携でより強固に多層防御する。

③多種類の一般的なウイルス対策ソフトと同居可能。異なるセキュリティ対策を同居させるハイブリッド防御で、既知・未知の脅威に対して最上クラスのセキュリティを提供する。

2. サポート体制

FFRIにて、10:00~19:00(年中無休)の、電話・メールによる問合せ対応を実施。

 

詳細はNTT-ATによるニュースリリースを参照
http://www.ntt-at.co.jp/news/2018/detail/release180330.html