NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

中堅企業向けアプリケーションビジネスの新戦略を発表

~製品およびソリューション、組織体制を拡充してビジネス拡大を目指す~

日本オラクル

日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは、中堅企業向けアプリケーションビジネスの新戦略を発表した。オラクルでは、年商100億円から年商1000億円の企業を中堅企業として位置付け、アプリケーションビジネス事業の中核を支える市場としてビジネスを展開していく。

現在、中堅企業のアプリケーション導入においては、基幹業務への包括的な対応、将来の業務変化にも対応できる柔軟性、短期かつ低コストに導入、運用開始可能なことが求められている。オラクルでは、これらのニーズに対応するために、次の骨子に基づき、中堅企業向けの製品、ソリューション、組織体制を拡充して、同市場でのビジネス拡大を目指していく。

(1)製品・ソリューション戦略

中堅企業向け統合ERPパッケージの最新版である「JD Edwards EnterpriseOne 8.12」と「Oracle E-Business Suite」の短期導入ソリューション「Oracle NeO」を活用して、顧客のニーズに合致した最適な提案を行う。JD Edwards EnterpriseOne 8.12は、汎用的な基幹業務システムとして提供し、Oracle NeOは、建設業界や流通業界などを中心とした特有の産業分野や日本版SOX法対応など、特定の目的を満たすソリューションとして提供する。

(2)組織体制の強化

中堅企業向けビジネス専任組織の設置と拡充を行い、営業やプリセールスの技術者、産業別の専門技術者、営業推進による中堅企業向けビジネスの専任組織を設置する。また「Oracle Applications」専任のコンタクトセンターを設置して、アプリケーション統括本部内にOracle Applications専任のコンタクトセンター「Oracle Direct」を新設する。

(3)パートナーとの協業

JD Edwards EnterpriseOneの既存パートナーに加えて、販売パートナー、導入パートナーの開拓と増強を積極的に推進する。また、パートナー向けの育成支援プログラムを展開し、テクニカル定例セミナーやビジネスアップデートセミナーを拡充してパートナーの営業、技術者のスキル向上を支援する。さらに、Oracle NeOのパートナー42社の提供する同ソリューションの増強も積極的に推進する。


本戦略の核となる製品およびソリューションの概要は次のとおり。

◆JD Edwards EnterpriseOne:
単一のIT環境下でオールインワン型ソリューションを求める中堅企業に最適な短期導入が可能な製品ファミリー。必要なモジュール単位で導入し、ビジネスの進化に合わせてシステム拡張が可能。また、プログラミングを必要とせずにカスタマイズや変更ができるので、初期投資が抑えられ、最小限のITリソースで保守・運用が可能。
◆JD Edwards EnterpriseOne Rapid Start:
中堅企業向け特別導入パッケージ。親和性の高いサーバーなど、最適なハードウェアを推奨するほか、リースなどキャッシュフローに応じた支払いオプションを選べるなど、ソフトウェア、サービス、ハードウェア、ファイナンスなどを全てパッケージ化することで、導入コストの削減や導入リスクを最小限に抑えるなど、企業に総合的なメリットを提供。
◆Oracle NeO:
Oracle ERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」の導入経験とノウハウを再利用可能な形に定型化・テンプレート化し、短期間・低価格でERPの導入を実現するソリューション。
◆Oracle E-Business Suite:
経理や人事といった企業の根幹を担う基幹系のシステムや、在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェア。

お問い合わせ先

●日本オラクル
URL:http://www.oracle.co.jp/press/

NEWS(2006年9月)

ニュース

NTTグループ関連

SIer・ベンダ


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。