NTT-AT、純国産RPAツール「WinActor®」の管理機能をクラウドサービス(SaaS)として提供へ

各PCの動作・状態をクラウド上で集中管理

NTTアドバンステクノロジ 2018年6月27日

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は2018年6月27日、RPAツール「WinActor」の管理機能を、クラウドサービス(SaaS)として2018年秋に提供開始すると発表した。

WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。定型的な繰り返し業務や、大量データを扱う業務を正確に再現することが可能なほか、既存システムに手を加えることなく、人手で行ってきた複雑な操作や複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげることができる点が評価され、これまでに金融業から物流・小売業と幅広い分野の企業、約1,300社に導入されている。

従来、多数の処理をWinActorで自動化する場合は、各PCでWinActorを操作する必要があったが、今回発表されたSaaS型管理機能では、クラウド上のダッシュボードにログインすることで、各PCのWinActorの動作・状態を集中管理することができる。また、ダッシュボードから各WinActorにシナリオ実行を指示する機能や、空きPCを検索してWinActorの実行を割り当てる機能なども実装している。

SaaS型管理機能の概念図

SaaS型管理機能の導入効果として、次の点が期待できる。

①自社でサーバーを構築する手間や費用をかけることなく、WinActorの管理環境を利用できる。

②WinActorの動作やシナリオを効率的に管理できるため、WinActorおよびシナリオの“野良化”を防止できる。

③ライブラリやシナリオを一元管理することにより、作成・運用するシナリオの品質を一定レベルに保つことができる。

 

詳細はNTT-ATによるニュースリリースを参照
http://www.ntt-at.co.jp/news/2018/detail/release180627.html