NTTデータ先端技術、検疫ソリューション「NOSiDE」とネットワーク管理ソフトウェア「AN-Tracker」を連携させた、「NOSiDE AN-Tracker連携版」を販売開始

NTTデータ先端技術 2018年8月01日

NTTデータ先端技術は2018年8月1日、検疫ソリューション「NOSiDE」に、APRESIA Systemsのネットワーク管理ソフトウェア「AN-Tracker」を連携させた、「NOSiDE AN-Tracker連携版」を販売開始すると発表した。

今回発売する連携版により、NOSiDEで従来から提供している社内外からネットワーク接続する端末のセキュリティ対策の実施状況をチェックし、安全な端末のみ接続を許可する機能のほかに、セキュリティパッチの最新化がなされていない端末のネットワーク接続をネットワーク管理者が可否設定することが可能になる。また、万が一のウイルス感染時に、ネットワーク管理者によって一斉にネットワーク接続を遮断することも可能になる。これにより、標的型攻撃や脆弱性攻撃など、巧妙化が進むセキュリティリスクに対し、迅速で柔軟性のある運用を実現し、リスクマネジメントを強化することができるという。

「NOSiDE」は、これまで端末所有者がネットワーク接続する際に、セキュリティパッチ最新化の状況をチェックし、実施されていない端末のネットワーク接続の遮断を行っていたが、「NOSiDE AN-Tracker連携版」では従来のそれらの機能に加え、ネットワーク管理者によって接続の可否を設定することが可能になった。このため、管理者によってネットワーク接続遮断のほかに、開発環境などやむを得ない理由で最新のセキュリティパッチ適用が行えない端末のネットワーク接続を一時的に許可するなど、今までよりも柔軟な運用が可能となる。また、万が一1つの端末がウイルスに感染しても、管理者が一斉に周辺端末のネットワーク接続の遮断を実行することができ、感染の拡大を防ぐことが可能になる。

該当端末のネットワーク接続遮断イメージ

NOSiDE AN-Tracker連携版の特長

NOSiDE AN-Tracker連携版では、以下のようなネットワーク管理者の端末制御機能が加わり、さらなるセキュリティ対策、業務効率の向上が可能となる。

・未知の脅威に対する防御

セキュリティソフトが検出し、NOSiDEが受信した脅威検知ログで該当端末の特定を行い、ネットワーク接続を遮断する。さらに、該当端末にはセンターからメッセージが送信されるので、ユーザー自身がネットワーク接続の遮断を速やかに把握し、上長報告など遮断以降の対応が迅速に行える。また、ウイルス感染報告などがあった場合は、一斉に端末のネットワーク接続を遮断し、不正な端末を隔離することで、感染の拡大や二次被害を防止する。

・柔軟性と運用性向上

やむを得ない理由で、最新のセキュリティパッチ適用が行えない端末に対し、管理者が一時的にネットワークの接続を許可することが可能となる。このように、柔軟にネットワークの利用を可能とすることで、業務への支障を軽減することが可能になる。

・検疫ネットワーク導入のコスト削減

今回の連携によってAPRESIA Systems社製のローエンドなネットワークスイッチでの検疫ネットワーク構築が可能となる。これにより、コストをかけず安全な検疫ネットワークを導入することができる。

 

詳細はNTTデータ先端技術によるニュースリリースを参照

http://www.intellilink.co.jp/all/topics/20180801/noside.html