世界初のTELEC認証 ワールドワードワイヤレスUSBモジュールを発表
アレリオン
WiMediaおよび認証ワイヤレスUSBアプリケーション向け超広帯域(UWB)テクノロジーの先進企業である米国のアレリオン社(Alereon, Inc.)は、2007年10月2日から幕張メッセにて開催された「CEATEC Japan 2007」において、村田製作所が同社のAL5000チップセットをベースにワールドワイドなワイヤレスUSBアプリケーション向けに開発した初の高性能モジュールのデモンストレーションを行った。今回、村田製作所によって開発されたモジュールは、日本のTELEC規制に適合し、帯域グループ6で運用通信が可能である。デモでは、2基のワイヤレスUSBモジュールを使用して帯域グループ6における無線通信を実演した。また、モジュールをスペクトラム分析器に接続して、帯域グループ1、3、4、5、6での送信スペクトラムを検証した。さらに、帯域グループ1、3、4、5、6で有線接続した場合の受信感度もデモンストレーションした。
今回のデモでは、日本、韓国、EUの高帯域グループをはじめとした世界の周波数スペクトル規制を満たすAL5000基盤のワイヤレスUSBモジュールの特長を紹介することが目的である。アレリオン社のAL5000チップセットは、3.1~10.6GHzのWiMedia帯域グループ1、3、4、5、6で送受信することができるソリューションである。帯域グループ4、5、6(7.4~10.6GHz)をサポートすることにより、日本と韓国のユーザーに対して、世界の他の地域におけるアプリケーションと同等のサービス提供を行うために必要な17チャンエルを網羅することが可能である。このようにAL5000チップセットは、帯域グループ1および3にみしかサポートしない他のソリューションと異なり、全世界の規制に適合する唯一の帯域グループである帯域グループ6をサポートしている。帯域グループ1、3のみのサポートでは、日本と韓国において単一チャンネルしか提供できないため、パフォーマンスと領域を大幅に狭めることになってしまう。
アレリオン社の創設者で現CEOのエリック・ブルックマン氏は「AL5000チップセットは、PCや周辺機器、モバイル機器メーカーにとって、新しい付加価値機能を持つ製品、つまり、無線でUSB同等のデータ送信速度をワールドワイドに提供する製品の実現を可能にするものです。このモジュールと、これに続く開発により、当社はワイヤレスUSBを全世界に広めていきます」と語っている。さらに同氏は、次のように語っている。
Alereon社 CEO エリック・ブルックマン氏
「AL5000チップセットは、米国、EU、日本、韓国、中国などの多様なUWB規制や規格を持つ世界規模のマーケット対応を望む、認証ワイヤレスUSB、Bluetooth、およびWiMedia製品メーカーにとって理想的なソリューションです。単一のワールドワイドなAL5000チップセットによって、研究開発、認証、製造の流通と在庫管理が簡素化され、結果として、大幅なコスト削減と迅速な商品化を実現することができるでしょう。」
NEWS(2007年11月)
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