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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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コンテナ型仮想化データセンターを「Sun Modular Datacenter S20」の名称で市場投入、斬新な設計でデータセンター拡張コストを大幅に軽減

サン・マイクロシステムズ

米国サン・マイクロシステムズは、2008年1月、これまで「Project Blackbox」と呼ばれていたコンテナ型仮想化データセンターを「Sun Modular Datacenter(Sun MD) S20」として発売し、新規顧客を獲得したことを発表した。新規導入先には、ベルギーのハンセン・トランスミッションズ社、オランダのナイメーヘン・ラドバウト大学メディカルセンター(UMCN)、米スタンフォード線形加速器センター(SLAC、2台目)、ロシアのモバイル・テレシステムズOJSC(MTS)などがある。輸送用20フィートコンテナに収められたモジュラー仮想データセンター「Sun MD」への需要は、こうしてグローバルかつ幅広い分野に広がっている。

Sun Modular Datacenter

また、同社はSun MDの計画、導入管理を支援する新サービスとして「Sun MD Suite of Services」も発表し、設置場所の準備から据え付け、検証、既存ITインフラとの統合までをサポートする。

Sun MDは、世界初の仮想化データセンターとして、顧客から大きな関心を集めてきた。昨年は4大陸73都市を巡回し、12,000以上の顧客やパートナーがこれを視察している。

Sun MDは、サンの斬新な設計により複雑さを排したデータセンターで、高密度で省エネ性にも優れ、短時間で導入できるほか、拡張性と移動性のニーズにも対応する。異機種混合環境に対応したSun MDには、最大18テラフロップの計算処理能力または3ペタバイトのディスク容量を持たせることができ、従来型のデータセンターを建設する場合に比べて設計から建築、導入までの期間が10分の1程度で済むほか、コストも大幅に軽減できる。画期的な水冷設計の採用により、冷却費はペイロード(ラック内に収容する機器)にかかわらず、一般的なデータセンターを40%下回るという。

Sun MDの計画、導入、管理をシンプルに支える新サービス

Sun Modular Datacenter Suite of Servicesは、設置場所の準備から検証、既存ITインフラとSun MDの統合までをカバーし、世界各地の顧客のデータセンター容量を迅速に拡張できる総合的なターンキー・ソリューションだ。主なサービスを以下に示す。

・Assessment and Architecture Services:顧客のビジネスを把握してニーズを査定し、ペイロードに見合うSun MDの構成をデザインするとともに、特殊なデータセンター利用条件に対応し、Sun MDの納入・設置について導入を支援する。

・Sun MD Customer Ready System (CRS)Factory Configure and Build:サンはSun Customer Ready Systemsプログラムを利用して、顧客がSun Modular Datacenter内に搭載するペイロードの統合とテストを行い、ITシステムをオンサイトでインストールする際の面倒な手間を省く。

・Lights-out Management and Support:システムをリモート監視(モニタリング)して問題を未然に検知・処理し、予定外のダウンタイムを最小限に抑えて可用性を高め、運用コストを引き下げる遠隔管理サービス。

●提供時期

本製品の日本での発表と導入時期は、本年4月~6月を目標に、現在作業を進めている。

お問い合わせ先

サン・マイクロシステムズ
TEL:03-5843-1200

NEWS(2008年3月)

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