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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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大量のアクセスを繰り返すユーザーを制限し、一般ユーザーを守る!Webアクセス最適化装置「Webアクセスシェイパ3.0」に新機能を追加

NTTアドバンステクノロジ

NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)は、Webアクセス最適化装置「Webアクセスシェイパ3.0」に、大量アクセスを繰り返し、サーバー処理や一般ユーザーに影響を与えるヘビーユーザーを一時的につながり難く(非優先化)する新機能を追加し、販売を開始した。

本装置は、ECサイトなどにおける急激なWebアクセス集中によって一時的に発生する負荷をキューイングのうえシステムを安定稼働させ、決済処理中のエラーなどの弊害を防ぐ機能を擁するものである。また、必要に応じて待ち人数や予想待ち時間が分かるチケット(アクセス予約)を発行してサービス利用者の不快感を軽減する機能も備え、新規サーバーの増設なしにサービス利用の快適性や公平性を向上させることができる。

今回追加した機能により、PCツールを使って人気イベントのチケットや限定商品などを購入するヘビーユーザーや、官公庁や企業サイトに大量のアクセスを行う招かれざるヘビーユーザーによるサーバーシステムへの影響を制限し、一般ユーザーのアクセス機会を守ることができる

大量アクセスのユーザーへの対応が急務

PC/携帯から申込や購入/決済処理できるWebサービスが一般にも広く利用されるようになり、イベントのチケットや記念列車の乗車券などの限定商品の申込/購入にも多数利用されている。しかし、人気が集中する商品は申込/購入開始時にアクセスが集中し、購入し難いのが現状である。その一方で、特殊な方法を用いて大量購入し、オークションサイト等で高額に転売するユーザーもいる。この中にはPCツールなどを使って他のユーザーよりも大量にアクセスしたり、高速で手続きを実行(処理)させて購入しているケースがある。このようなケースを排除しようとする場合、今まではネットワークやサーバー側で疑わしい特定IPアドレス(ヘビーユーザー)を判断してそのアクセスを遮断する、あるいは決済段階でクレジットカード番号の重複チェックで規制するなどの手段でユーザー間の公平性を保つ対策がとられてきた。しかしその際、それがヘビーユーザーのアクセスであるか否かを正確に判断する(誤検知のリスクを軽減する)ためには、かなりの手間がかかるという問題があり、十分に対応できていないのが現状である。

一律遮断ではなく、非優先化で対応

今回追加した機能は、このような判断の難しいアクセスを一律で遮断するのではなく、Web混雑中はヘビーユーザーをつながり難くすることで対応し、一般ユーザーとアクセス機会を公平化する機能である。Web混雑が発生していない場合、つまりサーバーや他の利用者に影響がない平常時は、PCツールによるアクセスであっても通常通り接続できることが、これまでの対策にない特長である。

本装置により、ECサイトへのPCツールなどによる大量アクセスの対策だけでなく、国内外のニュースで注目が集まった官公庁や企業サイトへの大量のアクセスを行うユーザーへの対策にも効果を発揮できると考えている。

価格(税込)

420万円/台
※SSLはオプションで1,000TPSまで。

2台使用で冗長化構成、ロードバランサ(LB)と組み合わせての使用可。新機能はオプション(税込:105万円)扱い。

お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
ネットワークソリューション事業本部
応用NIビジネスユニット
担当:比嘉、 榑林、飯島
TEL:0120-266-053
E-mail:webshaper@ml.ntt-at.co.jp

NEWS(2010年11月)

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