SAS Institute Japanは、探索的データ分析ソフトウェア「JMP」の最新バージョン「JMP 10」の販売を開始した。

JMP 10では、従来のバージョンと比べて、より、直感的かつ対話的に、迅速に分析を進めることができるようになった。対話的にグラフを作成するグラフビルダーの機能が向上し、利用できるグラフの種類が追加された。アイコンパネルから目的のグラフを選択することで、グラフ作成やカスタマイズが容易に行える。さらに、iPad上でもこのグラフビルダーアプリケーションによりデータ分析を行えるようになった。また、高度な統計分析を行うユーザー向けの「JMP Pro」においては、モデルを比較する機能やブートストラップ法が追加された。

米国SAS Institute Inc.の共同設立者および上級副社長であるジョン・ソール氏は、JMP 10について、「新機能によって、JMPは一層魅力的になりました。より幅広いユーザーが、今までよりも迅速に分析を行えるようになるでしょう。データを素早く簡単に理解できれば、それだけ意思決定が迅速になるのです」と語っている。

JMP 10の主な特長として、「データの可視化がより効果的に」「データの列指定やフィルタリング」「品質管理と信頼性分析」「非線形モデルやPLS」「実験計画の機能」「プログラミング機能」などがある。