NTT-ATが、RPAツール「WinActor®」のグローバル展開を強化

~英語版の機能追加と中国語版を販売開始~

NTTアドバンステクノロジ 2018年8月21日

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は2018年8月21日、RPAツールの英語版(Robotic Process Automation Software OR-5200)を機能強化すると発表。あわせて、中国語版(Robotic Process Automation Software OR-5300)を新たに提供する。いずれも、8月27日から販売予約の受付を開始し、販売開始は9月10日の予定。

WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化したRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。日本国内においては、金融業から物流・小売業と幅広い分野の企業、約1,500社に導入されている。

WinActorの活用例

NTT-ATは、グローバルおよびAI×ロボティクスを重点ビジネスと位置付けており、WinActorは、同ビジネスを牽引する中核商材である。日本語版に加えて2017年5月より英語版を販売しているが、今回はその英語版を強化。ODBCデータソースと連携したデータ入力を可能にする機能を追加したほか、シナリオ保護機能、ログ出力制御機能といったセキュリティ関連の機能強化、シナリオ編集画面の操作性改善などを実施したほか、利用可能なライブラリ数も最新の日本語版「Ver.5.1」と同等にしたという。また、Chrome、Microsoft Edgeブラウザ連携のためのライブラリを追加。Chrome、 Microsoft Edgeの両ブラウザに開発者向けツールを追加し、当該ブラウザ関連のWinActorライブラリを用いることにより、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Chrome、Microsoft Edge上での処理を自動化できるようにした。

一方、中国語版では、ライブラリ環境を含め、日本語版のVer.5.1、および機能追加された英語版と同等の機能・操作性を提供する。なお、中国国内のローカル企業などでも利用できるよう、簡体字対応を行っている。

詳細はNTT-ATによるニュースリリースを参照

http://www.ntt-at.co.jp/news/2018/detail/release180821.html