NTT東日本とバカン、新規開業オフィスビルでのトイレの空席状況を一覧表示するサービスを提供

~Wi-Fi/IoTを活用しトイレの利用状況把握によるスムーズなトイレ利用の促進を図る~

NTT東日本,バカン 2018年10月01日

NTT東日本)とバカンは2018年10月1日、9月28日に竣工したオフィスビル「新橋 M-SQUARE Bright」の各フロアに、トイレの空室状況をスマートフォンやパソコンへ一覧表示するサービスを10月下旬に提供する予定と発表した。

同サービスは、館内のWi-FiおよびIoTを活用することによってトイレの混雑緩和を目指すサービス。従来、トイレ利用者にとってはトイレの混雑状況は現地に行かなければわからないため、満室だった場合、空室を探す手間や時間が必要だった。また、ビルオーナーにとっては、トイレの混雑状況を緩和するためにトイレブースの個数変更が求められていたが、個数変更にあたり必要となる入居者の男女比率や利用状況データを収集することが課題となっていた。

こうした課題に対し、同サービスでは館内Wi-Fiとトイレに設置されたセンサーによってトイレの空席状況をリアルタイムに把握・配信することが可能になる。これによってトイレ利用者は事前に混雑状況を確認することができ、スムーズにトイレを利用できることに加えて、同サービスの導入によって蓄積された利用状況データを分析・活用することにより、ビルオーナーは入居者の利用状況に合わせた適切なトイレブースの個数変更が可能となる。

図1 トイレブースの個数変更イメージ

同サービスの特長は、①IoTの活用によるトイレ空席情報のリアルタイム確認が可能なことと(図2参照)、②トイレブースの利用状況データを適切なトイレブースの個数変更に活用できる(図3参照)ことの2点だ。

図2 トイレ空席情報のリアルタイム確認のイメージ
図3 トイレ別利用状況データイメージ

NTT東日本とバカンは、混雑把握技術の向上による新たな利用シーン創出等の協業検討をすることで、次世代のオフィスビル開発に貢献していくとしている。

詳細はNTT東日本によるニュースリリースを参照

http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20181001_01.html