NTTとセコム、通信データを用途・目的に応じ変換・伝送するネットワークアシスト技術の実証実験を実施
IoTサービスの利便性向上をめざして
NTT, セコム
2017年12月19日
NTTとセコム株式会社は2017年12月19日、IoTサービスの利便性向上に向けた、新たなデータ伝送技術の実証実験を開始すると発表した。
両社はIoT機器の普及や伝送データの大容量化に対応するため、2016年から共同で研究を進めてきた。この取り組みを通じて開発した、通信データを用途や目的に応じて適切な形式に変換・伝送する技術「ネットワークアシスト技術」を活用する。
この技術により、回線やサーバー等を増強するといった特別な準備を行うことなく、大容量のデータも効率良く利用者へ届けることができるようになる。
実証実験の概要
NTT東日本の通信ビル3棟に「ネットワークアシスト技術」を搭載したサーバーを設置し、カメラからの映像データを目的・用途に合わせて変換・伝送する実験を行う。
この実証実験は、複数拠点で行われる大規模イベントでの警備利用という利用シーンを想定している。「信頼性重視」「即時性重視」「映像品質変換」「過去データ利用」という4つの目的に応じて、それぞれ上記サーバーでデータを変換して伝送する。
この実証実験により技術の有効性を検証し、実用化につなげる。
詳細はNTTによるニュースリリースを参照
http://www.ntt.co.jp/news2017/1712/171219a.html