取得者7万人を突破したEビジネス時代に必須の資格
オラクル認定技術者制度「ORACLE MASTER」
Oracle9iに対応した認定試験も開始
日本オラクルでは、Oracle9iに対応したORACLE MASTERの認定試験を、2002年2月から開始している。この認定試験の開始に伴い、新たに4つの科目「Oracle9i
DBAI」「Oracle9i DBA II」「Oracle9i新機能」「Oracle9iパフォーマンスチューニング(2002年9月25日開始予定)が追加された。その中でも「Oracle9i新機能」は、Platinum8iからPlatinum9iへの移行に必要な科目のみを受験する移行試験である。これらの試験科目は、中級者向けのGold資格と上級者向けのPlatinum
資格取得の際に必要となる。初級者向けのSilver資格については、現状の試験科目に、Oracle9iの新技術がプラスされている(Silver資格自体はバージョン依存ではない)。また、オラクルのEラーニングサービス「Oracle
Learning Network (OLN)」でも、Oracle9i に対応したコースを開始するなど、最新の技術習得への需要にいち早く対応している。
さらに、情報通信業界を中心に活躍するORACLE MASTER取得者を支援するために、日本オラクルでは、資格取得者専用のWebサイト「OMO(ORACLE-MASTER.ORG)」を開設している。このOMOは、オラクルの製品や技術に関する最新情報に留まることなく、実践的なシステム構築事例、オラクル関連ニュース、イベント案内、上級資格への受験ガイド等、各種の情報を提供し、ORACLE
MASTERを目指すチャレンジャーおよび、既にORACLE MASTERを取得したソフトウェア技術者の自己啓発を支援している。
厚生労働省「給付制度」対象講座に
2002年4月、日本オラクルとの協力のもと、松下電器インターメディアカレッジが開催している、ORACLE MASTER SilverおよびGoldの取得を目指す方向けの通信教育講座が、「教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座」に指定された。教育訓練給付金とは、雇用の安定および就職の促進を図るために厚生労働大臣が指定した講座を、一定要件を満たした雇用保険の一般被保険者(5年以上)や一般被保険者だった方(資格喪失1年以内)が受講した場合に、支払った費用の80%が国(ハローワーク)から支給される制度である。つまり、同講座は、一定要件を満たすことで、受講料の80%が国より還付されるため、少額の自己負担でORACLE
MASTER認定資格を得ることができるのである。なお同講座は、忙しい方にも自宅で学習いただける通信添削方式で、eラーニングサービスである「OLN」を活用して学習を進めることができる。もちろん、日本オラクルが行う集合研修も講座に含まれており、試験対策として十分活用できる内容となっている。また日本オラクルでは、福岡県生活労働部労働局職業能力開発課より受託した「IT教育訓練講座/データベーススペシャリスト養成科(後期)」を2002年10月より開講する。福岡県は、従来からコンピュータ技術者などにおける雇用の需要と供給に関しての課題を抱えていた。そこで同県は、このような雇用の機会に関する課題の解決を目指した施策の一つとして、IT技術者を育成するための研修プログラムを日本オラクルとの協業で行ったのである。開講中の前期講座は、20名の受講者のうち既に17名がORACLE
MASTER Silver認定試験に合格している。一方後期講座は、ORACLE MASTER Goldの取得を目的にしており、資格を取得するだけではなく、開講期間中の擬似プロジェクトを通じて実践的なトレーニングも行う。同講座では、受講者が講座を修了すると同時に実務への移行が可能な内容を準備している。
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