|
||
プロフェッショナルなXML技術者の育成を目指した インフォテリアの新XMLトレーニングコースがスタート XMLが本格的な普及期に突入 2002年9月、XML技術者推進委員会は、2001年10月1日から開始したXML技術者認定制度「XMLマスター」の取得者が、2002年8月末時点で2,000名を突破したことを発表した。「XMLマスター」開始当初の初年度取得者目標が1,000名であったのに対し、1年足らずで2倍を上回る結果となったことは、「e-Japan構想」に代表される官公庁XMLプロジェクトやBtoB(企業間電子商取引)システム案件、Webサービス案件の増加など、XML技術に対するニーズが急速に拡大していることを物語っている。 今日、インターネット時代の新しいドキュメント記述言語であるXMLは、世界各国で標準と認められ、主要なITベンダーがXMLへの対応を進めている。XMLは、企業間電子商取引(BtoB)やアプリケーション間の連携、電子申請、文書管理システムなど、さまざまな分野で活用されており、本格的な普及期に突入した。しかし、XMLの知識だけでなく、実際の現場で使える高度な技術を習得した実践力のあるXML技術者の数は、まだまだ不足している。 XMLは、世界各国で使用されているオープンな技術として、今後さらに普及が進んでいくだろう。そのためにも、「XMLデータの処理ができる」「Webサービスの概念が理解でき、技術がわかる」といったスキルを持つ技術者ならびに人材を育成することが企業のパワーにつながるのである。 インフォテリアのXMLトレーニングコースに2つの新コースがスタート XMLを中心した先進技術をリアルワールドで適用するソフトウェア・パッケージ、ソリューションとして提供しているインフォテリア梶i以下、インフォテリア)は、XMLの要素技術やシステム開発技術を演習や実習を交えながら体系立ててわかりやすく解説し、XMLの実践的な知識を習得することができる「インフォテリア認定トレーニングコース」を開催している。インフォテリアは、昨今のXMLの急速な普及に対応して、プロフェッショナルなXML技術者の育成を目指した新トレーニングコースを2002年10月より開始した。新しく開始したコースは、「Webサービス/SOAPによるシステム連携」と、「DOM/SAXプログラミング」の2コース。既存の3コースと合わせて計5コースとなった。各コースの内容は次の通り。 コースフローは図1の通りである。 @XML基礎:XMLの特徴、利用分野などを正しく理解し、XML技術をどのように利用するかを企画、立案できる知識を身に付けることができる。受講対象者は、営業、営業支援、企画などの仕事に従事している方と技術者。 AXMLデータの設計:実践レベルのXMLデータ・DTDの作成技術を習得できる。受講対象者は、XML関連システムの構築に携わる技術者。 BXMLデータの利用(XSLT):XMLデータを利用するためのXSLT技術を習得できる。受講対象者は、XML関連システムの構築に携わる技術者。 CDOM/SAXプログラミング:XML文書を取り扱うための標準APIであるDOM/SAXを利用したアプリケーションの作成方法を学習する。受講対象者は、XMLデータを処理するアプリケーションの開発を行う方、XMLを扱うシステムを担当している技術者。 DWebサービス/SOAPによるシステム連携:Webサービスの仕組みと適用範囲を理解するとともに、SOAPを利用してWebサービスを構築する方法について学習する。受講対象者は、Webサービスを利用した構築を担当しているシステムエンジニア、アプリケーション開発者。 *CDは、Java言語の基礎知識を持っていることが前提条件。
図1 コースフロー
|