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基礎から専門コースまで、短期間でSANを習得できる 東京エレクトロンの「SANトレーニングコース」 2006年までには70%以上のストレージがネットワーク化 目覚しいIT技術の進展やブロードバンド時代の到来など、ネットワークを流通する情報量の増大は、企業の情報システムとビジネスに大きなインパクトを与えている。これまで多くの企業では、増大するデータ量に対して大容量のストレージや個々のストレージを増設し、データの消失に対しては個々のバックアップストレージを構築することで対応していた。しかし、このような対応では、「アクセス速度の限界」「ストレージ構成の制限」「分散したストレージの管理」「データバックアップのリストアの限界」「サーバーおよびネットワークの負荷の限界」「運用・管理費用の増大」といった問題が生じてくる。これらの問題を解決するシステムとして注目されているが、SAN(Storage
Area Network)である。SANでは、複数のサーバーと複数のストレージ機器が直接接続されるため、サーバーはオーバーヘッドの少ないFiber
Channelを使用して他のサーバーを介さずにデータファイルに直接アクセスすることができる。サーバー=ストレージ間の大容量ファイルの送受信を高速に処理することのできるSAN
を構築することで、LANは本来の目的であるLANセグメント間やクライアント=サーバー間の高速通信に専念できる。このようにLANとSANとが相互補完的な関係を構築することで、長期的に発展できるボトルネックのない企業内システムの構築が可能になる。 市場の伸びを妨げているSAN技術者の不足 活発化する市場に反して、Fiber ChannelやSANの技術をもつ技術者の数は少なく、それが市場の伸びを妨げている第一の要因だともいわれている。このような技術者不足の解消と市場のさらなる発展に貢献できるよう、東京エレクトロン梶i以下、TEL)では、ストレージ・ネットワーキング事業で培った豊富な経験、知識、ノウハウをもとに、体系的な講義・実習による「SAN
トレーニングコース」を定期的に開催している。同トレーニングコースの特徴は、ストレージ・ネットワーキングの入門コースから、Fiber Channel
Fabric Solution市場のリーディングカンパニーであるブロケード社の技術者認定資格「BCFP(Brocade Certified
Fabric Professional)」および「BCSD(同SAN Designer)」の取得に向けた上級コースまで、すべての層を対象としたコースメニューが用意されているところである。さらに、現在のSAN市場で最も注目されているカテゴリーの一つであるIP-SANについて、短時間でその基礎と概要を習得できるコースも用意されている。 基礎学習から最先端技術の修得まで段階的な受講が可能 TELのSANトレーニングコースの主な内容は次の通り。基礎知識を学ぶ入門コースから資格認定取得に向けたコースまで、SANの知識・技術について段階的な受講が可能である。 ブロケード社製SW 12000のオペレーション並びにサポートを行う技術者を育成するコース。受講の条件は、ブロケード社のスイッチ製品を使用し、大規模なSAN
環境を構築されるエンジニア・運用管理者等の方。開催は年4回(2日間)。
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