「gooラボ」で、ブログの記事からブロガーの年齢や性別、ブログの影響度などを推定する「ブログ通信簿」の実験を開始
NTTレゾナント
NTTレゾナントは、インターネットポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」において、ブログに投稿された最新のブログ記事の内容などを分析してブロガーの性別や年齢、影響度などを推定し、“通信簿”として表示する「ブログ通信簿」の実験を開始した。
「ブログ通信簿」は、任意のブログについて、最新のブログ記事からブロガーの性別や年齢を推定し、ブログの「主張度」や「気楽度」、「マメ度」、「影響度」の4つの尺度を5段階で推定するサービス。
「ブログ通信簿」を利用することで、自分のブログにどのような特徴が見られるのかを知ることができる。現在では、毎日1回更新されるブログパーツも提供中。
また、「ブログ通信簿」では、日本電信電話株式会社が開発した以下の技術を利用して、年齢、性別、話題、影響度などを推定し、通信簿として表示している。
◆文書属性推定技術
ブログ記事から性別や年齢層ごとに特徴的な言葉を抽出し、性別や年代を推定。
◆評判情報インデクシング技術
ブログ記事から「楽しい」、「うれしい」などの評判を表す表現を抽出するとともに、それらの表現が肯定的か/否定的かを判別。
◆記事タグ推定技術
ブログ記事に含まれる特徴的な単語の統計量を抽出し、それをもとに任意のテキストに対して高い精度で自動的にタグ(話題を表すキーワード)を付与。
◆EigenRumor
ブログへのリンク数、記事掲載数、注目度の高いブロガーからのリンクの有無からブロガーの持つ影響度を数値化。
利用方法
図 「ブログ通信簿」画面イメージ
「ブログ通信簿」ページに表示されるテキストボックス内にブログのURLを入力して作成ボタンを押すとブログの内容が分析され、以下の内容の通信簿が画像として表示される。
◆プロフィール(ブログ性別、ブログ年齢)
「文書属性推定技術」を利用して、「俺」や「かしら?」などの言葉から性別を、「就職活動」や「三十路」といった年齢層ごとに特徴的な言葉から年齢を自動的に判定。
◆主張度
ブログ記事内に記載された個人的な考えを表す表現の有無をもとに判定。意見や感情などを多く述べているほど主張度が高くなる。
◆気楽度
「評判情報インデクシング技術」を利用して、ブログ記事内にある肯定的・否定的な評判を表す表現を抽出し、その比率をもとに判定。「楽しい!」や「うれしい!」などの肯定的な表現が多いほど気楽度が高くなる。
◆マメ度
ブログの更新頻度をもとに判定。更新頻度が高いほどマメ度が高くなる。
◆影響度
「EigenRumor」を利用して、ブログ記事がどの程度引用されたかなどのリンク情報を分析、影響度を数値化。
◆通信欄
上記4つの項目の値から「生徒会長タイプ」など学校をイメージしたタイプを判定するとともに、「記事タグ推定技術」等を利用し、ブログ記事の内容から話題や、そのブロガーに合いそうな職業を表示。
NEWS(2008年10月)
NTTグループ関連
- NTT独自開発の映像配信客観品質評価技術が国際標準規格に採用(NTT)
- NTT、NTTコム、NTTデータの3社がSaaS提供事業者向けサービス基盤を共同開発(NTT/NTTコム/NTTデータ)
- Parasoft Jtestと有識者チェックによる「ソースコード診断サービス」を提供-「Javaアプリケーション開発支援総合サービス」の一環として(NTTデータ/NTTデータ先端技術)
- 中堅・中小企業にも導入しやすいSaaS型システム連携サービス「SkyOnDemandTM」を10月1日から提供開始(NTTソフトウェア)
- フレッツフォンシリーズで緊急連絡IP告知システム「つなげてトーク(お知らせ放送)」(NTTアドバンステクノロジ)
- 「gooラボ」で、ブログの記事から年齢や性別、影響度などを推定する「ブログ通信簿」の実験を開始(NTTレゾナント)
SIer・ベンダ
- デジタルフォレスト社と販売代理店契約を締結-Webログ解析ソリューションビジネスへ本格参入(伊藤忠テクノソリューションズ/デジタルフォレスト)
- Hyper-Vベースの仮想化ソリューションを今秋より提供(伊藤忠テクノソリューションズ)
- NTTドコモの次世代携帯電話網「Super3G」を収容するコアネットワーク装置ベンダーに選定(NEC)
- 処理性能と省電力性を大幅に向上したバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ(HYDRAstor)」(NEC)
- IT業界初の温室効果ガス排出権付きレンタルサービス「EMCエコレンタル」(EMCジャパン)
- 消費電力を従来の半分に抑えたエントリー向けブレードサーバ「IBM BladeCenter HS12」(日本IBM)
- SAP Co-Innovation Lab Tokyoで初の共同検証プロジェクト「ディザスターリカバリー」(インテル/SAP/ネットアップ/ヴイエムウェア)
- デジタル家電向けシステム・オン・チップ製品を投入テレビでもインターネット利用を可能に(インテル)
- SaaS型の新CRMアプリケーション「Sales Prospector」の提供を開始(日本オラクル)
- 米国SenSage社のログ管理ソフトを核としたアプライアンス製品「logbox * powered by SenSage」(東京エレクトロン デバイス)
- 共同開発による仮想化ソリューションの提供を開始(マイクロソフト/ノベル)
- 「Citrix Xen-App」対応の低コスト シンクライアント・ソリューション(ミラクル・リナックス)
- 中小企業向けにコスト削減効果の高いギガビット・イーサネットLANスイッチを投入(アルカテル・ルーセント)
- 高度に強化された「BIG-IP」新ハードウェアプラットフォーム(F5ネットワークスジャパン)
- IP・NGN網における音声・映像サービスの運用監視を支援する「CUPUT(カプト)」ソリューション(ソフトフロント)
- VMware ESX対応エンタープライズクラスの仮想SANアプリケーション(ファルコンストア・ジャパン)