アルカテル・ルーセントは、通信事業者向けIPルータファミリの新製品として「7750-SR-c12」と「7750-SR-c4」を発表した。本製品は、比較的小規模なコミュニティや、地域通信事業者に提供するため、採算性と省スペースを考慮した設計がされている。また、公益事業、輸送、医療、公共安全、金融機関などのミッションクリティカルな業界のIP/MPLSネットワーク要件に適したスケール設定ともなっている。

両製品は、ともにコンパクトな製品だが、フル機能のマルチサービス・ルータで、これまでのサービス・ルータ製品で提供されている豊富なアプリケーションをサポートしている。主な特長は次のとおり。

• 最大90Gbpsの転送能力を実現
• 最大10GigEのエッジ・ルーティング・インタフェース速度
• 拡張性の高い制御プレーン
• ハードウェアによるIPv6のネイティブサポート

アルカテル・ルーセントのIP部門プレジデントであるバジル・アルワン氏は、「最新のサービス・ルータは、イーサネット・ポートのあらゆる速度に対応する卓越した柔軟性を備えています。また、あらゆる地域の経済発展の原動力であるブロードバンド網拡大のための展開にも最適です」と語っている。